告知の日からのガン日記(上咽頭がんー丸山ワクチン日記)

08年7月の告知。5年生存率60%の標準治療を断わる。丸山ワクチンを決断。団塊世代、男性。試行錯誤の過程をリアルタイムで

ガンは血液の汚れを浄化するための延命装置-石原結實説

2009年05月31日 | Weblog
「希望のガン治療」という本では、ガンの自然治癒について多くの紙面が割かれてある。心がまえを変えることでガンが退縮した、あるいは玄米を食べることでガン体質から脱却した例などが数多く紹介されている。玄米とは土に埋めれば芽をだす生命を宿す食べ物といわれている。ネギの根っこの部分もおなじことか。


しかし、このようなことでガンと対処することを続けるのは困難だと思われる。たしかな根拠が感じられないだろうし、必ずしもガンが直線的に良くなるとは思えない。私の場合は、丸山ワクチンを信じていても、体からのちょっとした違和感がでると、ダメかと思ったことがたびたびだ。いまでも時おり不安が起きる。


この本をさらに読みすすむと、医師の中にもガンには現在の医療では治せないと思っている人たちがいることを紹介している。e-クリニックという組織だ。新大阪駅ちかくに開設されたガンのセカンドオピニオンを中心とする診療所だそうだ。医師のスタンスは現代治療を否定するわけではなく、その利点を活かしながら、治療の基本は自然治癒力だという考えに立っている。

  →  e-クリニック 橋本豪医師

標準治療の5年生存率

2009年05月30日 | Weblog
多くの体験談からは、最初から丸山ワクチンを使う、又は3大療法を受けないという選択肢を選ぶガン患者は少ない。最初は医師のおすすめの治療を受け入れ、いったんは良化し、その後再発し、そこで考えた結果、丸山ワクチンを選択する。もしくは、医師から治療法がないと見放された段階で丸山ワクチンに移行する。免疫力を高める代替治療を選ぶ人もいる。丸山ワクチンでの5年治療継続率は全体でおおよそ10%。その後、標準治療を受けないのであっても5年経った段階で、統計的には、標準治療の5年生存率を高めることになる。丸山ワクチンでの治療継続率分が標準治療の5年生存率にそっくりプラスされることになる?


今の医学では裏づけがないからと否定してしまっては、ものごとの真理には近づけないのではないでしょうか。わからないから効果がないというのは、言いすぎです。それでは調べる機会をみすみす失うことになり、かえって科学的な立場から離れることになります。(ガン免疫力・安保徹 新潟大学医学部教授のことばより)

「手術をしないと、あと半年の命ですよ」などという医者は、命を縮めるような過酷な間違った治療をやっていて、いつも患者の命を縮めている可能性さえあります。そういう医者からは逃げることです。医者といっても神様でも何でもありません。そんなふうに人の寿命を軽々しく予測する医者は、まず信頼できません。(同)

私の場合は、標準治療を断り丸山ワクチンをはじめると言ったとき「死ぬつもりですか?」とたずねられた。それは悪気があったのではなく、ガンに対する理解が足りていなかっただけだろうか。まだまだ、結果は出ていない。あと4年と2ヶ月。

早期発見と早期治療

2009年05月28日 | Weblog
ガンは早期発見が大事。そして、早期治療することで再発が少なくなるといわれている。私の上咽頭ガンも早期発見に近かった。直径が約1センチで、転移も認められない状況だった。上咽頭ガンの治療では、手術という選択肢はない。抗がん剤と放射線治療のセットが標準治療になっている。初期だから抗がん剤も少しで、放射線を当てる回数も少ないということはない。どのステージであっても一律の治療がおこなわれる。つまり、治療による副作用や後遺症は、だれでも一律に受けることになる。副作用や後遺症のなかに死も含まれる。標準治療を受けても5年生存できる可能性が60%という治療法。これを強制する行為は犯罪に近いのではないかと感じた。

ガンはほおっておいても縮小、消滅するケースがあるというのは、多くの医師、そして患者の記録によると確かにある。又、丸山ワクチンを使ったことでガンが消滅したという症例も数多く報告されている。どの程度の確率であるかは定かでないとしても、患者が選ぶのであれば、選択肢として残しておくべきだ。

さらに早期発見の段階であればあるほど、副作用や後遺症がない治療法を選択するほうが好ましいのではないかと考える。さらに、進行した上咽頭ガンの治療に関していえば、標準治療を受けるよりガンマナイフでの治療のほうがずっとよいと思う。

今日、「ガン免疫力」という本を読んだ。新潟大学の医師である安保徹教授が書いた本だ。そのなかに「ガンを治す4か条」が示されてある。ガンは生き方を変えれば治るというのは間違いないと感じる。

1 ストレスの多い生活パターンを見直す。
2 ガンの恐怖から逃れる。
3 免疫を抑制するような治療(3大療法)を受けない。
受けている場合はやめる。
4 積極的に副交感神経を刺激する。

ガンの患者さんにとって、先の人生を決める本だと思う。

竹中文良医師の講演録より

2009年05月27日 | Weblog
医学博士の竹中文良医師は長年、外科医をされてきた。ガンの患者組織の「ジャパン・ウェルネス」を立ち上げた人でもある。私も、ガンを宣告された昨年7月から会員になった。PKO丸山ワクチンとがんを考える会の抄録のなかに、竹中医師の丸山ワクチン使用経験についてが載せられてあった。→ 丸山ワクチンとがんを考える会

乳がん患者のケース
35歳のときに右乳がんの手術をし、その後、半年後に左の頚部に再発した。病理検査で確認。そのとき患者から丸山ワクチンを使ってくれといわれたという。その後、約15年間丸山ワクチンを続けている。現在66歳、アメリカに在住されていて健在だそうだ。頚部のリンパ腺に再発したケースに対して普通行うべき治療は放射線療法、そしてホルモン療法となる。

直腸がんから肝転移、肺転移のケース。
患者は関原健夫さんという『がん六回、人生全快』という本の著者。38歳のときに米国で直腸がんの手術をして、41歳のときに帰国。がんセンターでの検査で肝転移が見つかり手術を行い切除。その2年後、再発、再切除した。半年後に左の肺に転移、手術で切除。さらに2年後、45歳のときに左の肺に転移、それも切除。右の肺にもまた転移、切除した。最後の手術の後、丸山ワクチンでの治療を依頼された。今まで10年間使っているが再発はない。患者は62歳、今も元気だという。

胃がんから肝転移のケース。
61歳のとき胃がんで胃を全摘。しかし、一年後肝臓に転移が見つかる。患者は大徳寺の管長を勤められていた福富雪底師。なにもせず、様子をみるという選択肢を選んだが、64歳の時、ガンは10センチを超えて、強烈に痛みが出てきたことで手術を決意。右肝の右葉切除と横隔膜を切除、右の腎臓をはがして横隔膜の代わりにする大手術になった。その後、師は85歳の昨年に肺炎で亡くなられたという。最後の手術した後に、体に負担をかけない丸山ワクチンを薦めたところ、その後、15年間ずっと継続していたという。手術を終えた段階では、間違いなしに半年か1年で再発して人生を終えると感じられる症例だったようだ。

腎がんから肺転移のケース。
54歳のときに左の腎がんがみつかると同時に多発性の肺転移がみつかった。最初にインターフェロンを使って治療をおこなった。ところがインターフェロンで肝機能がガクンと落ちて、丸山ワクチンに変更した。その後今まで継続しているが元気だという。この方の場合は、治療の途中で左の腎臓への栓塞療法、動脈を塞いでがんを縮小するという手術も受けていたという。



私の場合は、このあと10年くらいは丸山ワクチンで生きながらえたいと思っている。出来れば、最後は、ガンで死を迎えたいと願っている。

医師の本音

2009年05月25日 | Weblog
「数多くの患者さんを治療してきたが、1年以内に半数近くが再発・転移をしている。どんなに努力をしてみても、10年以内に、10人中9人までが亡くなっているのが現実だ」

「ガンが治ったのは、軽かったか、運がよかったか、奇跡だったか以外は、とても考えられない」

「私は勤務医だが、早期ガンの患者を担当すると、すごく真剣にならざるを得ないのです。なぜなら、マスコミの影響で早期ガンは治ることにされてしまったので、もし少しでも悪くなると担当医の責任にされてしまうのです。でも、初めから悪化した患者を担当するときは気が楽です。どうせ何をやっても死ぬんだから・・・」

「よくいわれている5年生存率が、ガン完治のバロメーターだなんて、とんでもないよ。いまのガン治療は、5年間も受けつづけると、患者本人の自己免疫力がほとんどなくなり、データが出なくなるから、5年で打ち切っているだけだよ」

多くの医師が「ガンは治せない」と思っている。これは私が思っているのではなく、先日に紹介した「いずみの会」代表の中山武さんが書かれた本「論より証拠のガン克服術」のなかで紹介されてあったものです。


実際、自ら上咽頭ガンを宣告される前までは、多くの親しい知人がガンを患い、そして亡くなっていった。今まで考え違いをしていた。抗がん剤は文字通り、ガンに対抗してくれる薬であり必須のものだと思っていた。むしろ、放射線による治療は、怪しいと感じていた。放射線はガンのリスクを間違いなく高めるものだ。しかし、自分がガンを宣告され、書物を調べ、思いをはせると事実はまったく逆との感に到った。抗がん剤よりは放射線治療のほうが信頼できる。もっとも、現在はどちらも受ける気はまったくない。現状からすれば当然ですが・・・この本の記述には納得しても、医師の薦める標準治療を拒否したあとガンから生還するためにはどうすればいいのだろうかという部分が重要なところだ。

病院や個人開業の医師はガン患者を最後の瞬間まで看取ることはない。だから、医師の本音はこうだという決め付けにはいきどおりを感じる人は多いだろう。しかし、ガン病棟の医師はどう感じているのだろう。はたして、ガン専門医は現在のガン治療が、患者にとって満足できる状態にあると思っているのだろうか? 

→ 賛同される方は、 1月24日のブログ も続けてご覧ください。

ぺット診断の写真

2009年05月24日 | Weblog




昨年の7月、ガンとの告知を受ける前に、ペット診断を受けた。PETとは「陽電子放射断層撮影」を意味する最先端の画像診断法です。その仕組みは、ガン細胞が正常な細胞よりブドウ糖を取り込むのが極めて早いという特性を持つことを利用している。放射線同位元素でラベルしたブドウ糖によく似た物質を注射したあと、約30分後にその物質が体の中のどこにあるかを調べる。薬剤の集積具合で、腫瘍の良性・悪性度までも判定も出来るそうだ。

早期がんの発見に絶大な威力を発揮する。


頭の部分に薬剤は取り込まれているのが写真から分る。でも、脳腫瘍ではない。摂取されたブドウ糖は頭の活動に必要な栄養素であり、真っ先に頭の細胞に取り込まれることは正常を示している。横からの写真では頭の下、輪切り写真では鼻の空洞の脇に赤くなっている部分がある。まちがいなく上咽頭ガンであることが分った。

これを理解していても、放射線と抗がん剤での治療を断ったのだから、間違いなく私は変人だ。調べてみると現在の標準治療では患者の負担はかなり大きいと感じた。この治療を受けても、将来、同じ病気になった人への参考にまったくならない。もっと違う対処の仕方があるはずだ。(上咽頭ガンの治療の副作用については今まで充分、多くの患者さんのブログで紹介され、私も参考にさせていただいた)

昨日も 血が混じった痰が出る。まだ治った段階ではない。

希望のがん治療

2009年05月23日 | Weblog
TBS報道ディレクターという肩書き、斉藤道雄さんの著作「希望のがん治療」という本を読んだ。最初に紹介されているのが、ガンが自然に消滅した例だ。多くのガン患者が手術や抗がん剤などの標準的な治療だけにたよるのでなく、現在医学の枠を超えた治療法を捜し求めている。たとえば、食事を玄米菜食に切り替え、ハリや温灸、ヨガや瞑想に活路を見出し、笑いヨガを取り入れ、あるいは生活を変え仕事をやめてまでストレスを減らす努力するなど、人さまざまの方法が試みられ、そのなかにガンから生還した人がいる。医師から余命3ヶ月と告げられても、1年、2年と寿命をのばすのはあたりまえで、完治して医師が奇跡だとつぶやくケースも枚挙にいとまがないとある。

治ったというのはそもそもガンではなかったのではないか。あるいは偶然が重なったか、ひょっとして巧妙な金もうけではないかと疑ってみたことも、医師側からだけの話を聞くだけでは信じることは出来ないだろう。こうした治療法を民間療法あるいは代替療法と呼ぶ。

名古屋に住んでいる伊藤勇さんの例が紹介されている。尿の出が悪かったことで医師の診察を受け、前立腺ガン、さらに骨転移という愛知県のガンセンターの診断を受けた。末期の前立腺ガン。仙骨なと骨の4ヶ所に転移があり、手術は不可能。延命治療としてホルモン療法だけを受けた。多分、将来的にはこの薬も利かなくなると宣告された。経営していた会社をたたみ、身辺整理に取り掛かる。葬儀の見積もりも出させ、写真をとる。戒名も決めた。準備万端そのときを待つばかり。ところが、半年たってもその日はやってこなかった。伊藤さんは地域のボランティア活動をはじめ、気軽に海外旅行にも出かけ、しかも自分のガンを隠さなかったという。ガンでも楽しく生きられることをだれかれとなく伝えた。告知から6年近くになる2002年にガン患者の会「いずみの会」で心構えについて講演をおこなった。告知から7年目に病院で検査してみると、ガンはきれいさっぱり消えていたという。

いずみの会について検索してみた。


→ いずみの会  名古屋にあるガン患者の会だ。

ガンの患者会は常に新しい入会者があることで維持できていると感じるのは、私もガンが不治の病だと思っているからだろうか。こうした患者サイドの組織が続いているということに興味がある。患者の体験談からガンに対処する新しい方向性が生まれてくる可能性は間違いなくある。入会検討中!


ガンに関する疑問

2009年05月22日 | Weblog
ガンに関する記事が新聞に毎日のように載っている。ガンに対する医療は年々進化しており、ガンが克服される日は近いと書かれてある。しかし、その後には、早期発見、早期治療が大事だと書かれてある。ガンを発生させない体質作りも重要だとある。つまり、タバコは吸わないこと、アルコールはほどほどにすること、肉ばっかり食べないで、野菜とのバランスが大事だと、ほかにもガンにならないようにするためには気をつけないことは多い。これを読むと最近のガン患者の生存率が高くなっているのは、(高まっていると確認していないが)ガンに対する治療法が進化してきたのではなく、ガンにならないという部分が違ってきているせい? などと思ったりしてくる。

それでも毎年、ガンで亡くなられる方は減ってきていない!

私の場合は丸山ワクチンの治験だけを受けて、今のところはガンが大きくなっていないという状況だが、ひょっとすればほおっておいてもガンが大きくなっていなかったかもしれない。ガンはほおっておいても自然に治る。つまり、体の免疫力がガンに対抗してくれる。だから、ストレスなど体の免疫力を低下させることを止めるように努めれば、自然とガンは縮小、消滅したという体験談もある。さらにガン細胞は大きくなればなるほど、酸素や栄養がもっと必要になってくる。そのため血管も太くなる。ガンの中心部の細胞は酸素不足でアポトージスを起こし死に至るという記述もある。ガンが大きくなればなるほど、それに対抗する免疫力も高める必要がある。抗がん剤を使うことで免疫力を低下させることは、ガンを助長させることだとなぜ思わないのだろう。


丸山ワクチンに関する講演会

2009年05月21日 | Weblog
明後日の土曜日にNPO丸山ワクチンとがんを考える会が主催の講演会がひらかれる。
参加費は無料。懇親会もおこなわれるようだ。

平成21年5月23日(土) 15:00~17:00

如水会館スターホール

千代田区神田一ツ橋2-2-1  03-3261-1101

→ 丸山ワクチン・オフィシャル より


演題:「膀胱癌に対するBCG注入療法から見えてくる丸山ワクチンの作用機序」
   「癌免疫療法の光と影~丸山ワクチンを中心に~」

昨日、告知から10ヶ月半ぶりの診察に出かけてきた

2009年05月20日 | Weblog
初診の病院での説明に納得がいかず、セカンドオピニオンを受けた病院です。やはり初診の病院同様に、抗がん剤と放射線治療のセットの標準治療を薦められたところです。

内視鏡だけの検査だけだったが、ガンは大きくなっていなかった。若干、しこりの頂上部分がへっこんできているとも告げられた。「ぜんぜん大きくなってないですよ!」 示された標準治療を断ったにもかかわらず、若い女性の医師は現在の状況をすなおに喜んでくれた。「このまま(丸山ワクチンでの治療を)続けられるほうがいいようですね」とも言ってくれた。大学病院の医局から派遣されているからだろうか、丸山ワクチン単独での治験はあっさり断られたことを思い出す。丸山ワクチンの効果についての感想も述べてくれなかったが、病状の進展がないことを評価してくれた。この言葉から1年目の区切りの時は、生きていることの確信が持てた。

病院を出た後、思い立って、11ヶ月ぶりに「丸山ワクチン友の会」へ電話をかけた。多くの病院で丸山ワクチンでの治験は応じてもらえない状況にある。丸山ワクチン友の会は、治験に応じてくれるであろう病院を紹介してくれる組織だ。
おかげさまで病状が進展していないと告げたところ、思いのほか事務的な言葉が返ってきたように感じられた。・・・5年や10年も丸山ワクチンを続けられている患者がざらにいるのだから、たった10ヶ月、丸山ワクチンでガンが成長していないことは別段驚くべきことではない・・・今日のところは、そういうところではないかと好意的に解釈しておいた。