檸檬

昨日の夕刊を読んでいて、私の中でひっかかった記事。ひっかかったといっても、ほのぼのとした感じでなぜだかちょっと嬉しくなったんです。
梶井基次郎の『檸檬』っていうだけで、高校時代を思い出してなつかしい。
当時は課題図書として読まされたのだったと思うけど、読むのが苦痛な作品ではなかった。新聞を読むまでこの本のことは忘れていたし、どんな内容だったかよく覚えていない・・・・・檸檬をガリリと噛んだ・・・という一節が妙に印象に残っているくらい。（これが檸檬のなかの一節じゃなかったら恥ずかしい・・・）
この記事は、閉店間近の京都丸善にレモンを置いてかえる人が増えているというもの。『檸檬』の中にそういうシーンがあるから・・・こういうの馬鹿らしいって思う人もいるだろうけど、私はきらいじゃないんだなあ。
かぶれている、きどっているといわれてしまえばそれまでだけど、私は、最初にやった人は粋な人だと思います。
『檸檬』・・・本棚の奥底を探せば出てくるでしょう。久しぶりに読んでみるかな。