Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

昨日の台風

2019-09-10 23:45:36 | 日記

昨日の台風15号は久しぶりにすごい勢いで驚きましたね


千葉県に上陸した午前5時あたりは、我が家でも家が少し揺れるほどの風が吹きつけ、風の音は聞こえないものの、雨が窓に叩きつけられる音で目が覚めました


少し明るくなってから外を見てみると、目の前の森の木々があちらこちらに揺さぶられています。


我が家のミモザも台風に備えて四方八方から麻紐で固定していたので無事でしたが、普段の樹形(画像左)からまったく違う形(画像右)になるほどの強風にさらされていました


首都圏はちょうど通勤時間直前にあたってしまい、交通機関は完全にマヒ。運転再開の情報を受けて子供たちを1時間遅れで保育園に預けて駅に向かいましたが、来るのは30分に1本で、ぎゅうぎゅう詰めのため各駅で1車両に数人しか乗り込めないほど


待っていても仕方ないので家に帰って出直して、2回目の出直しでもダメだったので、諦めて早めのランチを済ませてからいくことに


いつもデスクで食べているランチを自宅のダイニングテーブルで食べるのは不思議な感覚でしたが、荷物が減ってよかったかな


3度目の正直でランチ後に向かうと、混み合ってはいましたがなんとか職場まで行ける電車に乗り込むことが出来ました


なんとも大変な1日でしたね




重陽の節句

2019-09-09 23:42:42 | 季節行事

今日9月9日は五節句のひとつである「重陽の節句」です


古来、数字のうち奇数は陽の数、偶数は陰の数と考えられていたため、陽の最大数である九が重なる日として、9月9日は「重陽」の節句と呼ばれ非常にめでたい日とされてきました


中国では9月9日に茱萸の実を入れた袋を肘から下げたり、菊酒を飲む習わしがあったようです。この中国から入ってきた風習により、平安時代からは日本でもこの日に菊酒を飲み、邪気を払って長寿を願う行事が行われていました


重陽の節句において、宮中では茱萸袋をかけて翌年の端午の節句の日まで飾り、端午の節句から重陽の節句までは香気を持つ薬草を詰めた真の薬玉(長命縷)をかけて天皇の健康を願うしきたりがありました


また重陽の節句の前夜、菊の花に綿を被せて朝露を含ませ、その綿で体を拭うという習慣があり、これを「着せ綿(被せ綿)」と言います


なぜ菊なのかというと、それは中国の説話に基づいています。


昔々、周の穆王の時代に、王の身の回りの世話をする子供の一人が、誤って王の枕を跨いでしまいました。王の枕を跨ぐとは王の顔を足蹴にするのと同じほどの重罪ということで、子供は遠い場所に流されることになります


その子供を不憫に思った王が「福聚海無量 慈眼視衆生」という観音経のうちの2文を授け、毎日これを唱えるように言い聞かせます。子供は流されて一人山奥で暮らすようになってから、毎日この句を川の側に咲く菊の葉に書き付けました。


その菊の葉から滴った水を含んだ川の水を飲んだ子供はその後老いることなく、なんと七百年も後になって、魏の文帝の勅使に発見されることになります


このことから菊は長寿の象徴となり、9月9日の重陽の節句(菊の節句)には菊酒を飲んだり、前夜に菊に被せた綿に含まれた菊の露で体を清めたり、健康と長寿を願う風習が今でも続いているのです


しかしながら、旧暦9月9日は菊の最盛期ですが、新暦9月9日には、まだまだ菊は自然には咲いていません。いつか着せ綿をしてみたいと思うのですが、それには菊を自分で育ててみないと無理でしょうか…




公園でサイクリング / ピザランチとひまわり畑 / おうちごはん(イタリア料理:手打ちパスタ上級・8月)

2019-09-08 23:38:45 | おうちごはん

今日は夜から台風が来るということで若干不安定なお天気でしたが、久しぶりに公園へ遊びに行ってきました


いつ雨が降り出すかわからないので、遊具のあるほうへは行かず、駐車場近くの芝生広場で自転車の練習


娘は一人でのこぎ出しも上手になって、もう完全にスイスイと自転車に乗れています。息子も体が成長したおかげで脚力もつき、キックバイクでどこまでも自由自在に行けるようになってきました


自転車に慣れてきたところで、芝生広場を飛び出して、水辺をサイクリング。お花が綺麗に植えられていたり、木陰や橋があったりと、とても気持ちの良いコースです


水辺にはカモがたくさんいたので、娘は少しカモ達と戯れていました。夢中になって水のなかに落ちないかドキドキ…


ひとしきり遊んだところで雨が降り出したので、以前から気になっていたお店でピザランチ。いつも通りマルゲリータとクアトロフォルマッジを注文すると、子供達だけで2/3は食べてしまいました


お店の外にはひまわり畑があって、子供たちの背の高さと比べるとちょうどよかったので、畑の前でパチリ


ランチの後は道の駅でお買い物をしたりひと遊びしてから実家へ行き、息子は道中でお昼寝してしまったので、そのあいだに娘と水遊びをして遊びました


タライにビー玉やおはじきを入れて、どっちが多くすくえるかゲームをしたり、冷たい水に足を入れて涼んだり


夜は子供たちの寝支度を早めに済ませてから、ゆっくりディナーを楽しみました


今日のお料理のレッスン記事はこちら↓

【イタリア料理教室:手打ちパスタ上級編・8月】


前菜はトマトの米詰め。ヘタを落として中身をくりぬいたトマトに、茹でたお米にニンニクやアンチョビやハーブを加えたものと、トマト汁を詰めてオーブン焼きにしています。アンチョビが効いていて夫からも大好評でした


パスタはクルルジョネス。「麦の穂」という意味のパスタで、麦の穂をイメージして成形するのですが、これがとっても難しいのです…


手打ちパスタが大好きな私でも躊躇する一品ですが、出来上がりはとっても美味しい


メインは豚肉と夏野菜のグリル。今日は肩ロース肉・パプリカ・ズッキーニ・かぼちゃ・トウモロコシ・マッシュルームを一緒に焼きました。レシピでのソースは偶然昨日と同じハーブソースだったので、かぶらないようにBBQソースを作って合わせました




ピアノのレッスン / お茶のお稽古(別誂・藤色地秋草御所解き柄小紋)/ おうちごはん(イタリア料理:基本中級・8月)

2019-09-07 23:33:04 | 着物

今日は全てのお稽古ごとがあって、とても忙しい一日ですが、最近はこのペースに少しづつ慣れてきた気がします


まず朝一番でピアノのレッスンに。いつも先に娘のレッスンをして頂き、その後に私のレッスンとなります



娘は今日は両手でピアノを弾いてみたり、鍵盤の位置を覚えるためのペーパーをしたり、タンバリンでリズムのレッスンをしたりと相変わらず楽しそうです


私は先週の続きで、バーナム1とブルグミュラー。少しずつ感覚を取り戻してきているようで、手の形や指の力の入れ方、オクターブでの開き方など、体が思い出している感じがします


私のレッスンのあとは夫とバトンタッチし、夫はピアノレッスンのあと、そのままバスと電車でお茶のお稽古へ。


私は子供たちを連れて実家へ遊びに行き、遊びを見つつ髪を結って、ランチを済ませてから娘をバレエへ送って行きました


バレエのレッスンのあいだに息子はお昼寝タイム。その隙に着物に着替えてしまいます


今日の着物は9月に着るためにと別誂えをした着物と帯のひと揃い。この時期は鈴虫がたくさん鳴いているので、秋草の野原に置かれた虫籠をイメージしています


着物は地模様のある生地を明るい藤色に染め上げ、そこに白上げを中心とした色使いで、菖蒲・撫子・桔梗・女郎花・萩・二人静・芥子などの初夏~初秋の草花を御所解き風に描いた別誂えの小紋。


帯は絽塩瀬地を深い黒に染め上げ、そこに飾り紐のあしらわれた優美な脚つきの虫かごと、桔梗を描いた別誂えの染め名古屋帯。


帯揚げは白い絽地に赤い絞りで桔梗柄が表現された輪出し。


帯締めは白に赤のポイント柄が入った夏用の組紐。


着替え終わったところで娘をバレエにお迎えに行き、ここで夫とバトンタッチしてお茶のお稽古へ


今日のお稽古は長板の薄茶点前をさせて頂きました。

お菓子はこの時期らしく「着せ綿」で伊勢屋製。

お軸は「採菊東籬下(きくをとる とうりのもと)」と書かれた墨跡。

茶花は女郎花、下野、キツネノマゴ、紫苑、イトススキの5種が籠花入れに活けられていました。


お稽古後は娘の英会話のレッスン中に夫たちと合流できたので、全員で帰宅


夜は子供たちの寝支度を早めに済ませてから、ゆっくりディナーを楽しみました


今日のお料理のレッスン記事はこちら↓

【イタリア料理教室:基本中級編・8月】


前菜はホタテとグレープフルーツのサラダ。ピンクグレープフルーツとセロリにホタテを合わせた夏らしいさっぱりとしたサラダです。ホタテを表面だけサッとソテーするとより美味しくなります


パスタの代わりに菜園風リゾット。ズッキーニ・パプリカ・ナス・セロリなどの夏野菜をたっぷり使ったソースで炊いたリゾットは、とっても美味しいです。たくさん作って、残った分は水とトマト缶を加えて一煮立ちさせて、スープとして食べてもOK


メインは白味魚のポテト包み焼き、ローズマリーのソース。外側のポテトはパリパリ、中のお魚はしっとりふわふわで、とっても美味しく出来上がります。ローズマリーソースとポテトが相性抜群です




明後日は白露・気界冷露白し

2019-09-06 23:23:38 | 季節行事

明後日は白露。朝晩の大気が冷えはじめ、葉の上などに露を結ぶころ。


初候である9/8~9/12は「草露白し(くさのつゆしろし)」。

葉や草の上に結ばれた露が白く光って見えるころです。別の記事で詳しく書くつもりでいますが、9/9には重陽の節句があります。秋の草花達が美しく咲くころでもありますね


萩・すすき・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗の7種類は秋の七草と呼ばれており、万葉集にも歌われています


次候である9/13~9/17は「鶺鴒鳴く(せきれいなく)」。

セキレイが鳴き始めるころです。あまり目立つ鳥ではないので普段は気づかない小鳥ですが、実は日本書紀にも登場するほど、昔から親しまれている鳥です


この時期は梨やぶどうが旬を迎えます。夫の親族で果樹園を経営しているお家があるのですが、夫と結婚してからは毎年この時期に何度かお伺いして、美味しい梨やぶどうを買ってきたり、親しい方にお送りしたりしています


末候である9/18~9/22は「玄鳥去る(つばめさる)」。

春に南方から渡ってきたツバメが、冬を迎える前に暖かい土地を目指して日本を去る時期です。春に軒下に巣を作って可愛らしい子育てを見せてくれたツバメとしばしのお別れ。また来年の春に来てくれるのを楽しみに待ちましょう


この時期に美味しいのは秋ナス。「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉がありますが、その意味には3つの説があるとか


・秋茄子は特に味が良いので嫁に食べさせるのはもったいない

・秋茄子は水分が多く体を冷やすので大切な嫁に食べさせるのは良くない

・秋茄子は種子が少ないので子宝に恵まれなくなる


2番目以外はあまり嬉しくないですねぇ