記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

初三郎を取り上げた嬉しい新聞記事

2007年12月07日 18時51分03秒 | 吉田初三郎
 このところ各地で吉田初三郎の記事が多くなっている。東奥日報では
八戸の個人宅で公開された初三郎絹本原画28点などが大きく記事となっ
た。今日の夕刻、種差のY氏よりこの記事が掲載された新聞など資料が
届く。これら資料は3年前、某ご遺族宅で拝見確認していたもの。売却
されて行き先がずっと気になっていたが、初三郎ゆかりの八戸へ行った
ことでひと安心である。初三郎資料館の実現に向けて追い風になればと
思う。
東奥日報・初三郎原画28点

 一年前に京阪電車が発表していた鳥瞰図屏風が完成したそうだ。「平
成の京阪 鳥瞰図(浪華・京・近江)」と題された六曲一隻の屏風の画
像はPDFで閲覧可。初三郎の処女作「京阪電車御案内」にちなみ百周
年を記念して計画されたものだ。イベントやグッズ等に活用されるとの
ことなので愉しみである。
京阪電鉄ニュースリリース
平成の京阪鳥瞰図PDF

 それに呼応しているのか判らないが、最近「地図の資料館」サイトの
鳥瞰図プリントサービスは利用者が多い。図書館等でのコピーサービス
と同じように個人で愉しむ用の資料コピーサービスだが、やはり初三郎
が人気である。現在150点ほど初三郎鳥瞰図を紹介しているが、なか
なか追加作業ができず利用者からのリクエストのみ追加している。もち
ろん大半はネットで閲覧して愉しむ方だが、初三郎の作品をより多くの
方に知ってもらう目的だし、ビジネスとは切り離して個人的にライフワ
ーク的に継続する。

 明日は日帰りで京都行き。来秋の初三郎展のため、ご遺族宅の資料を
再チェックするのである。時間があれば京都市歴史資料館の初三郎展も
覗いてみたい。9日は今年最後の筥崎宮骨董市と絵葉書会例会、恒例の
忘年会も予定している。

今日の写真は、大正13年の初三郎「高千穂自動車」ポスター。
この路線は後年、鉄道路線(高千穂鉄道)が開通しているが、昨年来
災害で鉄橋が流れる等で休止し先日、存続断念が新聞記事となった。
皇太子(のちの昭和天皇)ご成婚を記念し、高千穂の観光宣伝のために
作られた。パレードの1台目には別府観光の祖・油屋熊八翁、2台目に
初三郎の姿が描かれている。
図中には、熊八と初三郎が名付けた「熊初渓」などの名も見える。

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1 コメント

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12月は祭りだな (濡れ男)
2007-12-15 01:25:59
今年もやっぱりクリスマス前はバカな女多いな
毎日喰い放題だぜw
この調子だとまたボーナスよりも儲かりそうだなwww
http://seven77.net/m_doll/63
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