記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

古関裕而さんが作曲して赤坂小梅が唄った「田川小唄」歌詞

2020年06月14日 21時55分59秒 | 吉田初三郎

先日の西日本新聞の記事で、田川市石炭・歴史博物館で朝ドラ「エール」主人公のモデルで作曲家・古関裕而さんが作曲して赤坂小梅が歌った「田川小唄」の歌詞が不明だという記事を拝見。

実は、私の手元にある田川市市制10周年の記念に製作された1953(昭和28)年の「田川市鳥瞰図」パンフレット(吉田初三郎画・観光社)には、同じく赤坂小梅が歌った「炭坑節」とともに、しっかりと歌詞が掲載されてます。

田川市石炭・歴史博物館には、過去何度か吉田初三郎のこの作品の件で訪問していて、このパンフもコピーを取られていた記憶があったのですが、不明となっていた模様。先日、田川伊田駅エリアの下取材(FSBめんたいワイド「ひと駅ノスタルジー」)ついでに歴史博物館へ立ち寄り、担当学芸員さんに資料を提示し、複写を改めてとってもらいました。

市民から、レコード(SP盤)は複数寄贈があったそうですが、肝心の歌詞などがなく困っていたとのこと。

吉田初三郎がこの鳥瞰図を描いた際の取材写真ネガ群が、私の手元にある事は過去このブログでも書きました。初三郎のご遺族から譲り受けた約6千枚のネガフィルムの一部で、田川市については同市が永く観光写真に使用し鳥瞰図の表紙にも描かれた「香春岳と月と二本煙突」写真や、炭住や市役所などの市内全域の写真が含まれます。

また、市制15周年の1958(昭和33)年に製作された「田川市鳥瞰図」の直筆トレース図(印刷原板)もご遺族から譲り受けており、この作品を含めて絹本肉筆画などの捜索を田川市美術館経由で市役所にお願いしたのは10数年前。その後も肉筆画の発見には至らず、私としてはやはり一度、地元で「吉田初三郎」企画展などを開催して、広く地域の方々に作品の魅力に触れてほしいと願っています。

 

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