
7月5日(日)は早朝から博多祇園山笠・四番山笠「西流」の棒締め作業を、店屋町の山小屋にて記録撮影しました。
今年は町堺町名改正(博多部は昭和41年)を経て構成町が変わり、現在の「西流」となって50年の節目です。当番町は店屋町。
現在の「西流」は太閤町割り以降に「西町筋沿い」の町で構成されていた旧「西町流」が解体され、それまで存在していた「呉服町流」が大博通り拡幅もあり消滅し東西へ分散、戦後に誕生していた「岡流」「櫛田流」「浜流」など横筋の流も合流して、現在の町名で再編成されたものです。
50年の節目の記念誌編纂という大役にご指名いただき、4年前から西流の当番町&全町の行事・神事の記録撮影班を務めていますが、実は過去古いほどそれら行事の写真が遺っておらず、年史用の写真集めにかなり苦労しているのも事実です。
この日も時間をかけての棒締めが午後いちに終わり、古川総務が台上に上がって「試し舁き」が行なわれました。
これら行事・神事の記録撮影、実は誰から指示された訳でもなく記念誌編纂役に指名いただいた際に自分から役を買って出たもの。撮影したからといって1円もお金はいただいていませんし、撮影後の写真データ(抜粋)はそのまま流総務に渡しています。その写真の中から昨年発刊された「博多祇園山笠振興会60年史」にも採用掲載されました。
記念誌編纂という大役を引き受けた以上、最善の努力をするのが自分流。私の流儀をご存知で「博多カレンダー委員」としての同様の活動(こちらもお金はいただいていません)を見ておられるお歴々からの指名でした。山笠に参加経験のない方は不思議かもしれませんが、参加している方は私同様に仕事として参加している人はほとんどいませんので、無償奉仕が当然だと思っています。
参加している男衆と同様で、行事をひとつずつ進め、少しずつ山笠がカタチになるのを見るときの充実感は格別です。
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