小さな日記

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だてマスク!?

2011年02月17日 | 情報
きょうの朝日新聞に、だてマスクをするひとが増えている記事があった。
中学生、高校生、そして、50代まで、男女を問わず、外出する際の自己防御としてマスクをするようだ。
http://www.asahi.com/national/update/0217/TKY201102170211.html
他人の目が気にならなくなったり、緊張から解放されたり、夕刻ひげが伸びたのを見せないためとか、、、マスク依存症のようになっているらしい。

あるがままの自分を見せていると、いやな思いをさせられるという不安感だ。
昔、20代で化粧なしでは人前に出ないというひとがいて、びっくりしたことがあったが、そういう感覚のひとが増えているということだろう。

化粧に関していえば、先日すっぴんで外を歩けるかというインタビューに60代の女性が、「化粧は身だしなみと教えられて育ったので、欠かせません」と答えていた。以前もブログで書いたが、司会業を志していた友人が、化粧しなければ司会はできないとプロダクションに言われて断念した。彼女はすっぴんを通し、50代の今でもスッピン美人である。

わたしはといえば、マスクはよほど咳がひどくなければしないし、きのうもきょうも、そういえば、完全すっぴんで、しみ、しわ、毛穴、たるみ、丸出しで町を歩いている。化粧は身だしなみだと強制されると、腹がたつ。

マスクをするひとは、他人に美人と思われたいわけではない。存在を隠したいというか、悟られたくないのだろう。自分ひとりなら、マスクなしで過ごせるはずだ。マスクがなくとも、自分の内側から世界を覗いている気分になれば、他人の目は、スクリーンの役者がこちらを見ているほどにしか感じなくなるのだけれど。自分が自分の世界にいられなくなっていることが、原因のような気がする。自分は、自分の世界にいて、外側を見るという感覚。

だてマスクさんたちは、自分が外に出て他人(世間)の目線になって自分を見ているからマスクなしでは耐えられないのではないだろうか。