小さな日記

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こづかれる子どもたち

2011年02月04日 | Weblog
House of D - Movie Trailer



http://www.interfilm.co.jp/Detail/09/IS09-0546/IS09-0546.html

「最高の友達」2005年アメリカ映画 
デヴィッド・ドゥカヴニー監督。
1970年代、ニューヨーク、父を失くした13歳の少年(アントン・イェルチンが、精神不安定になった母を抱えて、現実に立ち向かっていく。
タイトルバックのイラストがかわいくて、まあハッピーエンドだけれど、思春期の少年が、しっかりしない、あるいは親身になってくれない大人たちのせいで、辛酸をなめながらも立ち上がり、走る様は、見ていて辛かった。励まされるとてもいい映画だと思うけれど、日本未公開だそう。


映画『ベルサイユの子』予告


2008年フランス映画
7歳くらいだろうか、エンゾという少年が、ホームレスの母が去り、ベルサイユの森で暮らすアウトローの男と共に暮らすことになる。
なんといっても、幼い子どもがこんな暮らしに必死についていって、毅然としているのが美しい。

二つとも、保護し養われて当然の子どもがまわりのおとなのせいで、心に傷を負いながらも力強く命をまっとうしていく物語だ。
まわりのおとなは、意地悪でも、ずるくもなく、子どもを愛している。ただ、社会の中で、自身の身の置き所がわからなくなった心優しきおとなたち。おとながふらつくと、子どもがこづかれる。

そんな大人を責めることなく、子どもは受け入れ、力強く自分の道を行く。
物語は悲惨のように見えて、実は、健全な命の美しさが溢れている映画たちだ。
子どもたちの健やかさを尊び、ふんばろう、おとなよ!