小さな日記

ワンクリック募金 毎日クリック!
http://clickbokin.ekokoro.jp/

ミッフィーちゃん

2010年11月04日 | 情報
サンリオのキャラクター、キャシーちゃんが、ディック・ブルーナのミッフィーちゃんの著作権侵害で訴えられた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101103-00000570-yom-intわたしは、サンリオのキティーちゃんを見た時から、著作権侵害だと思っていた。それは顔が似ているからではなくて、顔の表情がなく、いつも正面を向いていて、朴訥、無邪気な、天心爛漫さという、かもし出す雰囲気が、同じだったからだ。
ブルーナのミッフィーちゃんが世に出るまで、こういうキャラクターはなかった。
絵本の動物や、漫画のキャラクターは、なにかしらの表情(たいてい口元が笑み)があったし、器用にいろんな仕草をした。ミッフィーちゃんもキティーちゃんも、仕草は不器用で、それがまた、こどもの愛らしさを彷彿させた。無表情は、逆にさまざまな思いを見る者に想像させる。これって、革命!
はっきりした色のミッフィー絵本から、パステル色彩のキティーに変えただけだ、こんなのアリ?といぶかっていた。

ウサギキャラのキャシーが出て、裁判がしやすくなったから訴えたのだろうが、サンリオは販売を停止するがよいと思う。
以前、雑誌かなにかで、キティーちゃんは、サンリオに権利があるので、その作者(若い女性だった)には、これだけ世界中でブレイクしてもちっとも実入りがないと読んだ。
サンリオという会社のイメージダウンはここまでにしてほしい。

昔のリトルハニーというサンリオウサギ、あぁ、思い出した。お口がバッテンまで同じ。
ただ、この頃は世界進出してなかったから、訴えられなかったのかしらね。
http://blogs.yahoo.co.jp/petitsoniaflower/9672906.html

ただ、ミッフィーちゃんとキティーちゃんの決定的な違いは、その線にある。
ミッフィーちゃんの線は、手描きでブルブルふるえていたり、左右対称でなかったりする。キティーちゃんは、しっかり印刷のようにぶれていない。几帳面さが日本的。

そこんとこが、ミッフィーちゃんが実に実に素晴らしい絵本であり、キティーちゃんは漫画であるということだと、幼い娘に言って聞かせた30代のわたしであった。