小さな日記

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タワーリング・インフェルノ

2008年10月07日 | 映画
ポール・ニューマンの訃報を聞き、「メッセージ・イン・ア・ボトル」での、味わい深い親父役を思い出していた。それで、ヤフー映画で「タワーリング・インフェルノ」を見た。
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tyot/id14277/
138階建てのビルの大火災を描いた1974年の作品だが、911事件を彷彿させてやりきれない。建築士にニューマン、消防士にスティーブ・マックィーン。建築士は、むやみに高いビルを作りたがる人類の傲慢を嘆き、消防士は自分たちの意見を聞いてほしいと言って終わる。消防士によれば、完全に消火できるのは、7階までだそうだ。

34年後の今では、誰でも平気で無人のエレベーターに乗り、高層ビルはあたりまえのようにどこの町にもニョキニョキ建つ。よく考えてみれば、なんとも無謀なことだ。

この映画では、大きなビルは、まるで地球のようだった。81階の火災は138階には隣町の火事のようで、大きなパーティーを止めて避難する危機感がない。死者が出てすら、実感がわかないのだ。けれど、結局火事は広がり、多くのパーティー客も死んでしまう。

地球のあちらとこちら。戦争があろうが、軍の虐待があろうが、津波やハリケーンの被害があろうが、見えるところに問題がなければ、自分の生活を変えようとしない人々。株価の変動だけには大騒ぎする。

きょうもチベットでM6.6の地震、タイでは反政府勢力のデモで死者が出た。関係ないように思えても、全て繋がっていて、自分の生活が問われているのだと思う。できるだけ、小さい生活、小さい食事。日本に住んでいたら、そう心がけても分不相応に大きくなってしまいそうだ。

地球さん空さん、わたしが食べたり使ったりしていい分量ってどのくらい?
糸と布は持ちすぎだよねぇ。ごめんなさい。食べすぎもか。。。