うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

考えるより、感じる場面

2022年08月11日 | 日記

考えるな。

考えるな。

感じろ。

 

おはようございます。

昨日は、かずこさんとデイサービスの見学をして来たが、

私は大いに考えてしまった。

かずこさんは見た目、年齢より若く見えたり、お洒落に見えたり、

華やかに見えたりする。

歩くのも達者というより、まるでランウェイを闊歩するモデルみたいに

しゃなりしゃなりと歩く。

ただ、とてもボケているだけだ。

だからといって、恥じらいを持っているし、プライドはエベレスト級だ。

そしてどんな時でも冗談を交えながら、ウィットに富んだ会話を好む。

品行方正な人だとドン引きするくらいの、ブラックジョークもお得意だ。

この点は、主に会話する相手が、私だからかもしれない。

私のせいかもしれないが、

なにより、自分はバリバリしっかりしていると思っている。

認知症の自覚はない。

自覚がないくらい、ボケているわけだけれど・・・

 

昨日行った先は、

年齢的には、かずこさんと同世代の人が多いだろうが、

かずこさんが、やたらピチピチに見えたのは私だけだろうか?

「ここは、かずこさんにはまだ、早い?」と感じた。

ん~・・・

よし、別の施設も見学してみようと思う。

 

何かと考えてしまう昨今、我が家のおじさんは考えない。

いや、考えちゃいけないらしい。

我が家の猫トイレは、まるで箱庭だ。

おじさんが、掃除をするたび、猫砂で枯山水を描いている。

猫の手が入れば、すぐに壊れてしまう、儚い芸術だ。

 

『日のいずる時』

朝日の眩しさが、光の輪を描く、作品。

 

『大地の核』

地層を捲っていくと、ドラゴンボールみたいな核になるんじゃね?

と想像を掻き立てられる作品。

 

『男と女』

線がありますね。

男と女は寄り添いつつも、小川がある。

細い川ながら、これがなかなか越えらない訳です。

 

『コスモへ』

なんか、発信してますね。

宇宙に、なんか発信している!

『快感』

あぁぁ、これ見ると、なんかスッキリする。

やはり、日本人はシンメトリーが好き!

 

『大発信』

コスモへの発信の規模、拡げました。

 

これを、無の境地で作っているらしい。

それなのに、私はある日、

「昨日の枯山水、傑作だったのに、

撮影する前に、おたまに壊されたの。あれ、もう一回作って。」

と、無粋なことを言ってしまったのだ。

すると、おじさんは言った。

「昨日の枯山水の形?ぼく、どんなのを作ったんですか?」

 

おい、まじで無の境地だったのかよ?!

おい、まじか・・・

 

私は、心底驚いた。

この猫砂アーチストの深淵に触れて、驚いちゃったのだ。

そして、案の定、昨日を思い出しながら

考えに考えて作った枯山水は

この有様だったという。

 

最後に、おたまの造形美

これは、なんだ?

猫の首の長さって、こんなだっけ?

手の向きとか、おかしくない?