ちょっと前に病院を舞台にしたドラマがCMのない局から放映されました。
前後編2回完結のドラマでしたが・・・・毎クール医療ものはたいていありますが。。
犯人が病院の電気室に爆薬を仕掛け遠隔操作で爆破すると、病院中停電しました。
手術室も真っ暗になりました。しばらく後に無停電電源が立ち上がり手術室は何事もなかったかのように手術が続行されました。しかし停電が長引いたのでやがて無停電電源のバッテリーが上がり、再び真っ暗に・・・・
という展開でしたが・・・・
実は…あれは…前半は…ウソ…です。
病院の電源が落ちたとしても手術室がほんの少しでも暗くなることはありません。手術室の無停電電源はその名の通り、停電しない電源・・・・つまり手術室の中にいる医師、看護師達は外部の電源が失われたことなど知らないままに手術を続けられます。
もしそんな病院があれば、入院するのは止した方が良いです。
手術室の無停電電源(UPS…Uninterruptible Power Supply)は発電所から送られてくる電源(商用電源)と完全に同期した電源です。そして一般にはあまり知られていませんが、通常はUPSから電源供給しています。つまり商用電源を直流に変換してバッテリーに蓄えつつ、再び商用電源に同期した交流を生成して手術室内の電気をまかなっているのです。こうすることで外乱や瞬時停電などの影響も受けないようにしています。
したがって停電が長引いたとき、ある程度の時間(10~30分)まではバッテリーから交流を生成して供給することができます。
バッテリーの容量にもよりますが…
やがて数分以内に非常用発電機が起動して無停電電源と交代します。
しかし~~後半は本当ですね。バッテリーが切れて、非常用発電機も起動できなければ電源は落ちてしまいます。
あの場面で手術室を停電させたのは、ドラマ展開上の演出なんですよね。
暗くすることで視聴者に、ドキドキ…大丈夫かな…と思わせておいて
明るくして、ああ良かったと・・・・
前後編2回完結のドラマでしたが・・・・毎クール医療ものはたいていありますが。。
犯人が病院の電気室に爆薬を仕掛け遠隔操作で爆破すると、病院中停電しました。
手術室も真っ暗になりました。しばらく後に無停電電源が立ち上がり手術室は何事もなかったかのように手術が続行されました。しかし停電が長引いたのでやがて無停電電源のバッテリーが上がり、再び真っ暗に・・・・
という展開でしたが・・・・
実は…あれは…前半は…ウソ…です。
病院の電源が落ちたとしても手術室がほんの少しでも暗くなることはありません。手術室の無停電電源はその名の通り、停電しない電源・・・・つまり手術室の中にいる医師、看護師達は外部の電源が失われたことなど知らないままに手術を続けられます。
もしそんな病院があれば、入院するのは止した方が良いです。
手術室の無停電電源(UPS…Uninterruptible Power Supply)は発電所から送られてくる電源(商用電源)と完全に同期した電源です。そして一般にはあまり知られていませんが、通常はUPSから電源供給しています。つまり商用電源を直流に変換してバッテリーに蓄えつつ、再び商用電源に同期した交流を生成して手術室内の電気をまかなっているのです。こうすることで外乱や瞬時停電などの影響も受けないようにしています。
したがって停電が長引いたとき、ある程度の時間(10~30分)まではバッテリーから交流を生成して供給することができます。
バッテリーの容量にもよりますが…
やがて数分以内に非常用発電機が起動して無停電電源と交代します。
しかし~~後半は本当ですね。バッテリーが切れて、非常用発電機も起動できなければ電源は落ちてしまいます。
あの場面で手術室を停電させたのは、ドラマ展開上の演出なんですよね。
暗くすることで視聴者に、ドキドキ…大丈夫かな…と思わせておいて
明るくして、ああ良かったと・・・・