久しぶりに映画を観ました。
少し年上の年代の青春時代です。
この時代の学生運動や闘争など、リアルに映画化すると、生々しい戦いや流血などが有るはず。
そういうリアルさは追求していません。
この映画は、純粋でまっすぐな思いが伝わってきます。
カルチェラタンの映像は、どこかの大学の会館で見たことがあります(^_^;)
宮崎映画に現れる「キャラクターもの」は無いけれど、静かに心にしみる映画でした。
その世代の方たちの思い出の中に入ったみたいな気持です。
学生運動については昔、舞台で演じたことがあります。
というか、昔学生運動をしていた女闘士だけど、今は銀行に勤める人の奥様という役。
私の時代は「三無主義」とか「しらけ世代」とか言われた時代だったから、熱い時代が羨ましかった。
当時のこういった運動はもっと違った形で心に残っている方もいるいるかもしれないです。
あれはなんだったんだろうとか、疑問を持った人もいるかもしれない。
それでもその時代は純粋でまっすぐで、自分たちは正義感に燃えていた、と振り返られる。
宮崎駿さんと宮崎吾朗さんから、団塊の世代へのプレゼントのような気がしてならないです。