土曜日に仕事が終わってフルートの練習をしに、ギャラリーに入ったら、天井の方で小鳥が飛んでいます。
人間の姿を見て怯えて、あっちにぶつかりこっちにぶつかりしながら彷徨っていました。
窓も戸も全開にして、なんとか外に出そうとしましたが、何故か窓より上の方を飛んでいるんです。
どうにも外に出られないようなので、しばらくフルートの練習をしました。
終わってもまだ天井の梁のところにいます。
だんだん暗くなってきて、ギャラリーも閉めなくてはいけない時間になりました。
大事な油絵が展示してあるので、開けておくわけには行きません。
明日まで無事でいて、と願いながら戸と窓を閉めました。
翌朝早く扉を開け、鳥の様子をうかがいましたが、静かです。
床にも落ちていないようです。
朝ごはんを食べてからもう一度見ましたが、静かで、鳥の気配はしません。
ああ、無事外に出たんだなぁ・・と安心しました。
ところが今日、営業が終わって後かたずけをしている時、隅の目立たないところに羽が見えました。
なんと前日の小鳥。
彷徨ってぶつかって、体力を奪われて床に落ちたと思われます。
鳥はアオジという、スズメよりまだ小さな小鳥。
なんだか切なくて涙が出ました。
怯えて怖くて夜を過ごしたのでしょう。
飼い鳥でもないのに小さな命が亡くなったことが、切なくて切なくて悲しかった。
亡骸はガーデンハウスの後ろの森に埋め、手を合せました。
この森で生活していたのかも知れません。
森の土に還って行きました。
さてガーデンはどんどん開花しています。
背の高い花も増えてきました(^^)/