人事担当者は、良い人材を採用したいからこそ退職理由を気にするのですが、結論から言えば、職務経歴書に退職理由を細かく書く必要はありません。基本的には「一身上の都合により退職」か「会社都合により退職」のどちらかで構いません。
面接官は応募者の意欲や協調性・コミュニケーション能力・印象を含めた人柄などを、質疑応答をとおして見ていきます。必ず質問される項目は事前に把握し自分の言葉で答えられるようにしておきましょう。
やる気や協調性といった人間性の部分も重要です。やる気のない看護師は患者さんにとって迷惑以外の何者でもありません。チームワークが求められる看護師の職場には協調性が欠かせません。医師と患者さんの間に立ち、上司や同僚と連携を取りながら仕事が出来ないといけません。
「意欲」と「行動」は車の両輪です。意欲があっても行動しなくては、口ばっかりの評論家です。意欲がないまま行動すると、空回りして自分を見失います。両方ないのは論外ですが、いずれも採用したいくないタイプです。高い目標を持って自ら行動を起こせる人材が求められているのです。
職務経歴書のポイントは具体的に何をやってきたのかを書くことです。成果などは数字を使って(定量的に)分かりやすく示すと良いでしょう。数字で表せない場合(定性的な成果)は、魅力的な実績に思えるように書き方を工夫しましょう。