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石崎モンテを振り返る

2016年11月23日 11時43分52秒 | モンテ、サッカー
石崎監督お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。

特に一昨年度の、PO決勝、そして天皇杯決勝と
県民のあの盛り上がり。
自分も味の素スタ、横浜と行かせていただきましたが、
あの出来事は生涯にわたる思い出になります。
まるで夢のような出来事でした。

そして二度目のJ1での戦い。
自分は小林監督で最初にJ1に上がってからのモンテファンです。
そこではJ1経験者が少ない中で、
小林監督の徹底した守備で、3年間J1に在籍できました。

次が奥野監督。
3トップの超攻撃的なサッカー。
見ていてワクワクしましたが、
次第にその穴を突かれ、
後半のガス欠などと相まって急降下。

そこに現れたのが石崎監督。
超守備的小林サッカーから超攻撃的奥野サッカーへ、
そして石崎監督はどんなサッカーを見せてくれるのか。
期待をもって見ていました。

流れからは守備の立て直しに重点が置かれるところですが、
その通り、守備が改善されていったように思えます。

それに加えて、後半ガス欠といわれたものも、
フィジテクと言われるトレーニングなどで、
夏場以降や、試合後半の運動量の減少などが、
いつの間にか消えていました。

前線からのプレス。はまれば快進撃。
しかし、天皇杯決勝でのガンバ戦のように、
その裏を取られるともろい一面も。
パスワークのうまい上位チームには意外に強く、
ロングボールを蹴ってくるチームを苦手にした印象でした。

今季J2に落ち、監督は継続して指揮をとることに。
ここでモンテは思い切った選手の若返りを図る。
山崎、中島、ロメロ選手、 當間、石井、宮阪選手など
数多くの主力選手が抜ける。

当初は年齢的なものもあり、致し方ないことと思い、
新加入の選手に期待を持ちました。

期待される選手なども入ってきましたが、ケガなどもあり、
特に守備陣の層の薄さに一抹の不安はありました。
その不安が当たってしまったような一年になってしまいました。
守備から入る監督としては、歯がゆいことだったと思います。

若返りということであれば、今年J1復帰という目標ではなく、
その目標は2,3年後にして、
今年はその準備期間にすべきだったようにも思います。

クラブの目標と、去った選手、獲得した選手が
多少ずれている印象がありました。


選手の去就はどなたが決めるのか、監督、TD、GM、
あるいは相談しながらなのかはわかりませんが、
監督にとってはやや気の毒な感じもありました。


石崎監督の良さはまず人柄の良さ。
実際会って話をしたわけではありませんが、
話の端々、選手との関係などにそれがうかがえ、
広島焼きをサポーターや選手のために
自ら長時間焼き続けることなどにも表れています。

サッカー、特に練習が大好きなようです。

指導者として長年数々のクラブで指揮をとられ
業績においても日本有数の監督といえます。


弱点はなにか?

これは自分の個人的な感想なので、
当たっているかどうかはわかりません。
敢えていれば、人柄がいいだけに、
選手に対して非情になれない。
義理とか人情が先立つ。

例えば、ディエゴ選手をずっとスタメンで使い続けたのも、
はるばるアメリカから自分のために山形に来てくれたディエゴ選手に
恩義と義理を感じて外せないとか。
(まったくの推量でしかありませんが)。

しかし、そういう部分があると、ほかの選手たちにとって
逆に悪い影響がなかったかどうか。
メンバーが固定化しすぎ、出ているメンバーには
無意識にもゆるみが出る時もあり。
監督には、ある面非情な部分も必要なのかも。

お互い切磋琢磨し、スタメンとサブメンの入れ替えが
出来不出来によって常に入れ替われば、
チームとしての活性化、活力がもっと出ていたのでは。

もちろん、練習でのパフォーマンスがよくないから出られない、
出てみてやはり差があると感じたこともありましたが、
試合に出ることよって普段以上に力を発揮できる場合もあり、
それが実力になっていく場合もある。

永藤選手が初めて試合に出た時、
そのプレーを見て、大変期待しました。
その後出れませんでしたが、
最後になってその力を発揮し、チームを救ってくれました。
活性化はチームにとって勝つためには不可欠です。

もう一つは、特に攻撃時の約束事があまりないような気もします。
いろいろなチームの戦い方を見てきました。

守備についてはいろいろやりかたがあり、
パスコースの消し方とか、マークの受け渡しとか、
素人の自分にはよくわからない部分があります。

それに対し攻撃のほうは比較的素人にも見えやすい。
攻撃のいいチームには見ていると、
流れるような連携とパスワークがあります。

パスを出したら、出した本人以外にも
自動的に走り出し、そこに自動的にパスが渡る。

あるいはある選手にボールが渡ったとたん
自動的にほかの選手が前に走り出すなど。

その自動的な動きによって、相手DFを置き去りにする。
そんなチームの攻撃は怖いですが、
そんな動きがモンテの場合感じられなかった気がします。

選手がその場、その場で瞬間的に判断してパスを出す感じがします。
それも在って当然でしょうが、もう少し約束事があっての
自動的な動きもあれば、攻撃に行って途中立ち止まることなく、
迷うことなく、もっとスムーズに攻撃出来た気もします。


また、最後のほうで大黒選手の
素晴らしいパフォーマンスが発揮されました。
うまくタイミングのあったパスが出れば
大黒選手は決めてくれます。

ようやくほかの選手も大黒選手の動きに
うまく合わせるプレーが出来たんでしょう。

リーグ戦最後のほうで、特に最終戦、
ようやく石崎監督のやりたい、ハイプレス、
ショートカウンターのサッカーができました。
石崎監督はおそらくこんなサッカーをやりたかったんでしょう。
そのためにはやはり決定力のあるFWも不可欠ですね。

来季大黒選手がいるのかどうかはわかりませんが、
最後せっかくモンテに合うようになった大黒選手、
来年もまた見たい気もしますが、どうなるんでしょう。
決定力は間違いなくピカ一です。


とにかく石崎監督には、J1昇格と、天皇杯決勝進出という
素晴らしい仕事を成し遂げられました。
これは感謝しても感謝しすぎることはありません。

味の素、横浜スタジアムでの感動は
忘れることはできません。
まさにモンテのサポーターをやっていた者が味わえた
サポーターの醍醐味といえます。

石崎監督、これからもまだまだ監督業を続けていかれる気がしますが、
この3年間に感謝しつつ、
これからのますますのご活躍をお祈りいたします。

(素人故、勝手なことを書きましたがご容赦ください。)


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