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意外と知らない鶏卵の秘密。

2013年06月21日 | Weblog
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 新聞(日経06/16)で、「意外と知らない卵の秘密」が、掲載されていましたので、紹介します。

 ◆エサ次第で白い黄身も
 卵の黄身は黄色と思っているが、実は、黄身の色はエサに左右される。国立ファームでは、米のエサで、白い黄身の卵「ホワイト卵」を販売している。ホワイト卵は、脂質が100グラム当たり、8.1グラムと、トウモロコシで育てられた、黄色卵より、2グラムほど少ない。味も変わらない。

 ホワイト卵は、低カロリーで、ヘルシーな卵である。また、オムレツに使うと白くなり、ケーキも白く仕上がる。ゆで卵にすると、卵白も卵黄も白くなり区別がつかない。

 ホワイト卵は、割ったとき、黄身の色が濃いほど、美味しいとのイメージが壁になり、販売は苦戦している。ちなみに販売価格は、6個入り、550円である。

・卵生産量(2010)
 1位(茨城県186千トン)・2位(千葉県183)・3位(鹿児島県160)・19位(宮崎県55)
・採卵成鶏数(2010)
 約1億4千万羽 ※鶏が1日に1個、卵を産むと、一日1億4千万個が生産され、
 年間で511億個が、生産されていることになる。
・卵の故事ことわざ
 「卵に目鼻(めはな」:色白でかわいらしい顔のこと。
 「卵を見て時夜(じや)を求む」:どだい無理な結果を要求したり、期待したりすること。
   時夜は、鶏が夜明けに鳴いて時を告げること。卵を見て、その卵がすぐに
   鶏に成長して、時を知らせるのを求める意から。
◆黄身の色の濃さ
 黄身の色の濃さと、味は、関係ない。黄身の色は、トウモロコシのカロテノイド色素由来である。多くの養鶏場では、色を濃くするため、パプリカやマリーゴールドなどをエサに加えている。ようするに、黄身のいろは、色素次第で、何色でもつくれのである。

◆殻の色
 殻色の赤玉は、白玉に比較し、栄養価が高いとのイメージがあるが、赤玉、白玉とも味や栄養価は違わない。一般的に赤玉は、地鶏のイメージで、消費者に好まれるため、白玉より高く販売されている。殻の色は、鶏の種類によって違うので、地鶏とは限らない。

◆自給率
 卵は、自給率の優等生で、95%(2011)と高い。しかし、鶏のエサを考慮すると、11%まで下がる。鶏卵用のエサの90%以上は、輸入されている。鶏卵用配合飼料は、トウモロコシ、ふすま、脱脂米ぬか、大豆粕(かす)、魚粉などが配合されている。

◆親鳥
 採卵鶏(卵を産む鶏)の親鳥は、種鶏(しゅけい)で、種鶏の親鳥は原種鶏で、原種鶏の親鳥は原々種鶏と呼ばれる。種鶏、原種鶏の大半は、ヒナの状態で輸入される。輸入元は、カナダ、米国、フランス、ドイツの4ヶ国の二大企業グループの寡占状態である。

 原々種から、国内で開発された純国産鶏は、およそ5%である。

◆卵消費量
 日本人の卵消費量は、世界2位の324個/年(2010)である。世界1位はメキシコで365個で、3位(中国295個)、4位(ハンガリー261個)、5位(米国247個)の順である。 

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