goo blog サービス終了のお知らせ 

歩き日記

登山道情報・ウォーキングコース情報・愛犬とのウォーキング・生き物・植物・音楽など

高千穂峰のレットさんと、災害復旧事業と頭首工のはなし。

2021年06月28日 | Weblog
山の案内 歩き日記 今日の猫たち

  近頃、レットさんのことを、度々、思い出し、涙しています。登山=レットさん=思い出し=涙で、辛い登山になりそうです。辛いけど、これから、歩き日記に、レットさんの写真を、掲載し、思い出を振り返りたいと、思います。

 10-12_高千穂峰登山道のリュックが似合うレットさん。



 災害復旧事業と頭首工のはなし

 雨の降り続く中、雨で発生する、災害が心配な季節となりました。そこで、道路、河川、農地など、災害復旧事業について、記述したいと思います。

 災害復旧事業についての記述は、曖昧な記憶で記述しましたので、正確性が低いことを、悪しからずご了承下さい。災害復旧事業は、被災施設・農地を、敏速に復旧できる、素晴らしい事業です。

①災害復旧事業
 風水害で、公共施設や道路・河川や農地が壊れた時、国や県の補助金を受け、市町村が復旧工事を発注し、復旧する事業です。ただし、県道・河川など、県が直接管理する施設は、県で対応しますが、今回は、記述しません。

②災害復旧事業とは
 災害復旧事業採択には、最大24時間雨量が80mm以上、又は最大時間雨量が20mm以上、最大風速が15m/s 以上(10分間の平均風速の最大)、事業費400千円以上などの条件をクリアする必要があります。

③災害復旧事業申請書 
 市町村は、災害箇所の調査・測量・設計(コンサル委託が多い)をします。設計をもとに、工事費を積算します。そして、災害復旧事業申請書を作成し、国へ申請します。申請額は、工事費、工事雑費、事務費などを含んだ額です。

④災害復旧事業査定
 災害復旧事業申請を受け、国の査定管が現地に出向き、災害査定が実施されます。災害査定では、まず雨量資料が正しいか審査されます。そして、各被災箇所の被災状況の写真や、査定設計書(設計図・積算書)、現地状況など、厳密に査定されます。災害査定には、財務局の立会官も立ち会います。

 災害査定審査結果は、その場で、査定設計書に査定官が自らメモ書きされます。例えば、終点5mカットなどと記述されます。

⑤災害査定結果
 その査定設計書のメモ書きをもとに、市町村職員は、朱書き査定設計書を作成します。その朱書き査定設計書をもとに、再度、査定管が審査し、朱書きで、査定結果を書き込み、サインをします。サインは立会官もします。

 申請額や査定額をまとめた、一覧表が作成され、県・市町村職員は、査定率に一喜一憂します。査定額/申請額=査定率です。査定率の表現は、極めて曖昧です。悪しからずご了承下さい。査定が終わった、査定設計書に基づき、市町村は、積算し工事を発注します。工事が完了したら、市町村の検査後、県の確認を受けます。

⑥応急工事
 緊急性を要する災害は、査定を受けずに応急工事で復旧できる制度もあります。

⑦補助率
 国の補助率は、各省庁、災害規模や施設農地などで違いますが、65%~98%前後ですが災害工種、規模などで違います。県・市町村補助率もそれぞれの自治体で決定します。災害復旧費は、国-県-市町村=地元負担となります。公共施設に地元負担はありません。

⑧全国一の大規模災害
 私もその当時、全国一の頭首工災害復旧工事(工事費10億円以上)の設計積算と工事を担当した経験があります。国の直轄一級河川にある、頭首工復旧工事で、各省庁に出向き、設計審査を受けたことを思い出しました。

 直轄一級河川工事は、建設省に河川申請書を提出し承認が必要になります。河川申請書は、河川法で決められた様式があります。申請書作成には苦労しました。

⑧頭首工とは
 頭首工とは、河川を堰き止め水位を上昇させ、農業・工業用水などを確保するために設置された、堰・水門・土砂吐などの施設を総称する施設です。頭首工の堰は、堰高が3m以上あり、空気で膨らむラバー堰(ゴム引布製起伏堰)を採用しました。※映像は、私の担当した堰ではありません。

 ラバー堰は、一定以上の水位(洪水位)になると、自動で空気が抜け、堰が転倒し、河川水位がさがります。河川水位が下がることにより、災害を防止できるのです。国・県・市・コンサルタントの皆さんに、大変お世話になりました。ありがとうございました。毎晩、残業の日々でしたが、楽しい思い出です。

 トピック
 
 えびの市は、素晴らしい町で、大好きな市です。田の神さぁでも有名です。それと、有名な慶珉ラーメンがあります。えびの市を訪ねたとき、度々、立ち寄りました。また、市の課長さんと、東京出張のおり、宿で、酒を酌み交わし、愚痴をこぼしながら、疲れを癒したことを思い出しました。当時はデジカメがなく、画像がないのが残念です。

 その当時の皆さんに会いたいと思う、今日この頃です。
 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。