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マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

写真展「光り輝く島再び」

2006年02月07日 | お出かけ
2月6日に「マドンナの夢ギャラリー」の掲示板に
見知らぬ男性から書き込みがありました。
写真展に関するご案内のものでした。

2月7日から
「スリランカのインド洋大津波に関する写真展を開催します」
そんなご案内でした。

(書き込みが)不適切であれば削除してください。
よろしければご来場ください・・・とカキコしていました。
そしてURLを辿ればどうやら本当のようでした。

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望月亮一さんと名乗るその方は
毎日新聞社大阪本社の写真部記者さんでした。
地震と津波の被害を受け
打ちのめされた人々のどこに視点をおき
どのような被写体にレンズを向けられたのか
是非とも観てみたいと思いました。

それにプロと素人の違いはあっても
被写体を追いかけて、真摯な気持ちで
生涯に一度しか出会うことのない瞬間にカメラを向ける。
その情熱は望月さんも私も同じだと思い
望月亮一さんに会ってみたいとそんな衝動に駆られました。

Syashinten1_1

私は今まで
写真好きの人にお会いしたことはあっても
プロの人にはお会いしたことがありません。
大阪での開催期間は2月7日から14日まで。
明日から14日まではずっと予定があるので
行くなら今日しかない・・・・
そんな想いで午後から「堂島アバンザ」に行きました。

Syashinten2

写真展の入り口に
望月さんがいらっしゃいました。
ご挨拶させて頂いて、写真展を拝見しました。
被害に遭ったスリランカの何を撮っているのか
とても興味深かった。
津波による生々しい被害写真とともに
そのほとんどが幼い子供たちを撮っていました。

Syashinten5

子供たちにはことの重大性がわかりません。
生きる希望を見出せずに
苦しむ大人たちの想いもわかりません。
幼い子供たちの笑顔
キラキラした目に救われた想いがしました。

そしてどの子もレンズを向けられて
きっとこわばるであろうに、その緊張感がないのです。
会場にいらした社会部の記者さん曰く。

「彼は子供たちとメチャクチャ仲良しになれる人なんですよ」

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やっぱりね・・・・
でなければこんな自然体の写真を
撮れるはずがないですものね。
そしてきっと心から被写体を好きになって
我を忘れてシャッターを切っているのでしょう。

写真展に展示されていた写真は全部で35作品。
ドキュメンタリーの写真は衝撃も大きい。
もの言わぬ写真が私に語りかけ訴えているのです。
35点の作品を観終わった時、目頭が熱くなりました。

私は今まで何を見て撮っていたのだろうかと思いました。
私の写真には訴えるものがない。
被写体をコピーしてきただけかもしれません。

写真を始めて3年近くになります。
少し原点に戻って、感性を高めて、手ごたえのある写真を撮りたい。
素人であっても何かを語りかけるような写真を撮りたい。
そんなことを思った写真展でした。

「ホームページ拝見しています」との望月さんの言葉に
年甲斐もなく照れてしまいました。
ちょっぴり嬉しくもあり、いえいえ本音は
毎日新聞社の写真記者さんに見て頂いているなんて
とても光栄で嬉しかったです。

Syashinten4

これは望月さんが撮られた写真の中で
私が一番好きな作品です。
この写真にはこんな言葉が添えられていました。

母親の差し出す一輪の花に
泣きやみ笑顔を見せた赤ん坊。
この子たちに幸せな未来が来ることを切に願った。
               (南部ゴール県で)

写真展のタイトル「光り輝く島再び」
私もこの島にもう一度光りが戻って来ることを祈ります。


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