WBC 王ジャパン優勝

ＷＢＣで王ジャパンが初代世界一に輝きました。
やったー！
お昼からテレビに釘付けでした。
思わず胸がいっぱいになりました。

王監督は必ずやってくれると信じていました。
イチローも松坂も必ず勝つと思っていました。



今日のこの試合は
母の病室で母と二人で観ていました。
母は巨人軍の選手時代から、王監督が好きでした。
長い試合だったけれど
最後まで二人で応援しながらテレビを観ました。

日本は初回に今江の２点タイムリーなどで４点を先制し
５回、９回にも点数を入れました。



終盤になって
キューバの猛追撃に冷やりとさせられましたが
松坂、渡辺俊、藤田、大塚の投手陣が守りきり
歓喜の優勝を果たしました。
ＭＶＰの松坂投手はとても嬉しそうでしたね。

ＷＢＣでの日本チームは
１試合終わるごとに試合への激情が溢れるように
勢いこんでいくようでした。



今朝の朝日新聞のスポーツ面に
イチローのことが載っていました。
イチローは意識してヒール（悪役）を演じているのだと。
ＷＢＣでのイチローの言動です。

韓国ファンから浴びせられたブーイングに
「相手からのブーイングは大好き。
もう少し強い方がいいですね」と挑発的に言った。



また
「向こう３０年、日本には手を出せないと思うくらいの
完全試合をしたい」と１次リーグ開幕前に話した。
これが韓国ファンには侮辱と取られ
大ブーイングとなりました。

日本の野球はおとなしすぎる。
あえて反感を買うことで、チームに欠けていた
荒々しさのようなものを呼び覚まそうとしたという。

強気のイチローが日本のチームを引っ張っていった。



今日の試合前に大塚はこう言ったとか。
「ウイニングボールを王さんに渡したい。
勝っている場面で９回に登板して、三振を取って
<ヨッシャー>で決めたい」と。

勝利の瞬間、王監督は左腕を突き上げました。
右翼から走って来るイチローの顔もくしゃくしゃでした。
ベンチから飛び出して来る松坂や上原も
喜びを体ごと爆発させていました。



王ジャパンが世界の頂点に立ちました。

野球は一人では出来ません。
みんなで力を合わせてする戦いです。
トリノ五輪で行われた
スキーやスケートやジャンプのような個人プレーとは違います。

３２人の日本選手が力を合わせて手にした世界一。
これもまた素晴らしい栄冠だと思いました。

王監督のファンの母は
試合終了の後、満面の笑みを浮かべました。
それを見て、私も満面の笑みを浮かべました。
似たもの親子の久しぶりに楽しい午後のひとときでした。