昨夜のテレビのせいで、気分が沈んでしまいました・・・。
Envoye speciale という番組で、いろんなことを突っ込んで取材してる番組で、日本なら
NHKで夜9時ごろからやってる特番みたいな感じ。
毎回4項目くらいあり、昨日のは「星付きレストラン」の話題から始まってました。
以前はミシュランの星付きだったというお店が「毎日フォア・グラとかばっかりはイヤだ」
ということでビストロに転向したというお店の話題からスタートし、グルメなお店の裏話など。
で、その次の話題がなんと、「売られてゆく子どもたち」でした。
アフリカの貧しい国々では、親が子を売るというのです。子ども1人を売って得られるお金
はわずか10~15ユーロ(2000円もしない)といいます。
街の市場で一日中重たい荷物を頭の上に抱えて運んでる子、マッチや食料品を頭の上に抱えて
売り歩いてる子、メイドとして一般家庭で働いてる子など。どの子も日に12時間ほど労働
させられているようで、まだ6~7歳だというのに、学校へも行かせてもらえない。
物売りの子は、売り上げを親方に渡せないと暴力を振るわれるんだそうで、「さっきの
男の人が、わたしのお金を盗んで行ったの・・・」と言って泣きじゃくる小さな女の子が
いました。そういう子たちを救っている女性がいて、その人が盗まれたぶんのお金を渡して
あげたので、その日の夜はこの子はぶたれないと思いますが・・・。
背中に傷が沢山ある子達。鞭で打たれた跡、タバコを押し付けられた跡、そして拳で目の
あたりを殴られたのか、目が真っ黒に腫れ上がってる子・・・。
彼らは12時間も働きながら、しかしお給料はもらっていないのです。普通は食事だけ与え
られており、お給料をもらえたとしてもわずか数円程度で、それは食費へと消えてゆくのです。
この子たちがどこから来たのか、取材は続きます。
あまり詳しく言いたくない(=親方にぶたれるので)子たちは、「誰と一緒に住んでるの?」
という質問にも「おじさん」とか「いとこ」とか答えていました。でもそれは、売られた
この子を(奴隷として)買った人、親方なのです。
本当の親は貧しい田舎の村などにいて、そこへ取材陣が訊ねていました。
先ほどの、こういった子たちを助けてあげている女性やキリスト教団体などが、子どもたち
を救い出しては親元へと送り届けていました。何人かの子の親元を取材していましたが、
子どもの帰還を泣いて喜ぶ母親もいれば、ウソっぽい愛想笑いで迎える家族もいました。
中には「貧しさから、泣く泣くわが子を売ることにしたのに、そのお金すらもらえなかった」
と言っている母親も。
取材の最後に他の若い母親が、その腕に抱えてる1歳くらいの子を見せながら取材陣に対して
「なんなら、この子どう?売ってあげるよ」と言っていたそうです。「でも、もうちょっと
大きくなってからね。(=働けるくらいの年になってから)」と付け加えて。
笑顔でそんなこと言ってるのです。
同じ国の中で売買が行われる場合や、貧しい隣国から子どもを半ばさらうようにして連れて
くる場合など、様々だそうです。そういう「子ども売り」の通る道に、「子どもを売ることを
禁じる!反対する!」といったユニセフなどの看板は立っているのですが・・・。
わたしはそういう国を訪れたことが無いので、現実の生活がどんなものか想像もできません。
ただテレビ画面を通じて、子どもたちの凍りついたような顔を眺めるだけです。でも、そんな
虐げられた子達でも、施設へ保護されて皆と過ごしていくうちにちゃんと笑顔を取り戻して
いくのです。(子どもって、すごいですね。)
「できるだけ早く、まだ小さいうちに、1人でも多くの子どもを救ってあげたい。」
あの番組を見た人は誰しもそう思うことでしょう。
でも、わたし一人にはどうすることもできません。
ユニセフの発行するクリスマスカードなどを購入するのがせいぜいです。
目の前にいる子たちを救ったとしても、親はまた子を売るでしょう。延々と続くこの悪い連鎖
を断つには、根本から何かを変えなければならない。
日本だって、何百年も前はこうだったのかもしれない。(「おしん」の世界もそんな感じ
ですよね。)今でこそ「生活保護手当て」とかあるけれど・・・。
もしもわたしが20~30ユーロ、もしくは50ユーロを出して、不当に労働させられている子
のうち1人でも買い戻して自由にしてあげることができたら・・・・・・でも、その子に行くところ
はあるのだろうか?寝る場所は?食べ物は?
人を助けるということは簡単じゃない、とつくづく思いました。
でも簡単じゃなくても、こういう現実を少しでも知ることはできる。
全ては「知ること」から始まると思う。
知らなきゃ何も変わらない。
世の中が変わるためには、まずは自分の意識を変えていかなければ・・・。
Envoye speciale という番組で、いろんなことを突っ込んで取材してる番組で、日本なら
NHKで夜9時ごろからやってる特番みたいな感じ。
毎回4項目くらいあり、昨日のは「星付きレストラン」の話題から始まってました。
以前はミシュランの星付きだったというお店が「毎日フォア・グラとかばっかりはイヤだ」
ということでビストロに転向したというお店の話題からスタートし、グルメなお店の裏話など。
で、その次の話題がなんと、「売られてゆく子どもたち」でした。
アフリカの貧しい国々では、親が子を売るというのです。子ども1人を売って得られるお金
はわずか10~15ユーロ(2000円もしない)といいます。
街の市場で一日中重たい荷物を頭の上に抱えて運んでる子、マッチや食料品を頭の上に抱えて
売り歩いてる子、メイドとして一般家庭で働いてる子など。どの子も日に12時間ほど労働
させられているようで、まだ6~7歳だというのに、学校へも行かせてもらえない。
物売りの子は、売り上げを親方に渡せないと暴力を振るわれるんだそうで、「さっきの
男の人が、わたしのお金を盗んで行ったの・・・」と言って泣きじゃくる小さな女の子が
いました。そういう子たちを救っている女性がいて、その人が盗まれたぶんのお金を渡して
あげたので、その日の夜はこの子はぶたれないと思いますが・・・。
背中に傷が沢山ある子達。鞭で打たれた跡、タバコを押し付けられた跡、そして拳で目の
あたりを殴られたのか、目が真っ黒に腫れ上がってる子・・・。
彼らは12時間も働きながら、しかしお給料はもらっていないのです。普通は食事だけ与え
られており、お給料をもらえたとしてもわずか数円程度で、それは食費へと消えてゆくのです。
この子たちがどこから来たのか、取材は続きます。
あまり詳しく言いたくない(=親方にぶたれるので)子たちは、「誰と一緒に住んでるの?」
という質問にも「おじさん」とか「いとこ」とか答えていました。でもそれは、売られた
この子を(奴隷として)買った人、親方なのです。
本当の親は貧しい田舎の村などにいて、そこへ取材陣が訊ねていました。
先ほどの、こういった子たちを助けてあげている女性やキリスト教団体などが、子どもたち
を救い出しては親元へと送り届けていました。何人かの子の親元を取材していましたが、
子どもの帰還を泣いて喜ぶ母親もいれば、ウソっぽい愛想笑いで迎える家族もいました。
中には「貧しさから、泣く泣くわが子を売ることにしたのに、そのお金すらもらえなかった」
と言っている母親も。
取材の最後に他の若い母親が、その腕に抱えてる1歳くらいの子を見せながら取材陣に対して
「なんなら、この子どう?売ってあげるよ」と言っていたそうです。「でも、もうちょっと
大きくなってからね。(=働けるくらいの年になってから)」と付け加えて。
笑顔でそんなこと言ってるのです。
同じ国の中で売買が行われる場合や、貧しい隣国から子どもを半ばさらうようにして連れて
くる場合など、様々だそうです。そういう「子ども売り」の通る道に、「子どもを売ることを
禁じる!反対する!」といったユニセフなどの看板は立っているのですが・・・。
わたしはそういう国を訪れたことが無いので、現実の生活がどんなものか想像もできません。
ただテレビ画面を通じて、子どもたちの凍りついたような顔を眺めるだけです。でも、そんな
虐げられた子達でも、施設へ保護されて皆と過ごしていくうちにちゃんと笑顔を取り戻して
いくのです。(子どもって、すごいですね。)
「できるだけ早く、まだ小さいうちに、1人でも多くの子どもを救ってあげたい。」
あの番組を見た人は誰しもそう思うことでしょう。
でも、わたし一人にはどうすることもできません。
ユニセフの発行するクリスマスカードなどを購入するのがせいぜいです。
目の前にいる子たちを救ったとしても、親はまた子を売るでしょう。延々と続くこの悪い連鎖
を断つには、根本から何かを変えなければならない。
日本だって、何百年も前はこうだったのかもしれない。(「おしん」の世界もそんな感じ
ですよね。)今でこそ「生活保護手当て」とかあるけれど・・・。
もしもわたしが20~30ユーロ、もしくは50ユーロを出して、不当に労働させられている子
のうち1人でも買い戻して自由にしてあげることができたら・・・・・・でも、その子に行くところ
はあるのだろうか?寝る場所は?食べ物は?
人を助けるということは簡単じゃない、とつくづく思いました。
でも簡単じゃなくても、こういう現実を少しでも知ることはできる。
全ては「知ること」から始まると思う。
知らなきゃ何も変わらない。
世の中が変わるためには、まずは自分の意識を変えていかなければ・・・。
記事を拝見し、考えさせれたバイアリーです。
自分何が出来るのか、真剣に考えてみたいと思います。
わたしはバナー広告とかでこういうのを見たことあったんですが、バナーだとなんとなく敬遠してたので覗いてみたこと無かったんです。
わたしもさっそく行ってみました。ちゃんとした所がやってるみたいな感じですね。
で、さっそくクリックしてきました。
ホント、日本のほうは額が少ないですねぇ・・・なんででしょうか。
こういったシステムの、クリックで得られる企業のメリットをわたしは知りたいです。単にイメージアップだけでしょうか?
「国境を越えた医師団」の募金もあったのでなんとなく親近感が沸きました。これはフランス人が始めた組織だそうで、前にテレビで代表者が話をしてるのを見たことがあります。
以前、世界規模の大きな慈善団体のフランス支部の人が、募金を持ち逃げした事件がフランスで報道されたことがあるんだとかで、夫は募金というものは信用してないんです。「困ってる人に直接手渡すのならともかく」って考えてるみたいで。だから、夫のお金で募金をすることができない専業主婦のワタシとしては、ユニセフ発行の物などを買うくらいかな~と思ってたんですが、1クリックを地道に続けるという方法もいいですね。毎日こうしてネットに繋いでるんだから、習慣にしてしまえば、ね。
参加企業さんには、もっともっとがんばって額を上げてもらいたいものですが・・・。
こちらはクリック出来る所が6項目あります。英語ですが。
http://www.thehungersite.com/cgi-bin/WebObjects/CTDSites
そして、日本国内の分は「クリックで救える命がある」で、8項目あります。なぜか、日本の分は募金額が少ないんです。もっとクリックし甲斐があれば良いのにねぇ。
http://www.dff.jp/
やる気があって続ければ何がしにはなると思います。
どなたも試してみて!!
たとえその一部でも回してあげれば…、わずかな人数からでも助けてあげられるはずなのに。
本当に辛いですね、こういう現状を見聞きすると、今たらふく食事が済んだばかりで、申し訳なくもなり、胃も痛くなり、気持ちも沈んでしまいます。
今私に出来ること。毎晩もう1年半ばかり前から、ネット上で、少しでも足しになれば、と国内外のサイトでクリック募金を続けています。
まず貧困の国や町や村の大人や子供の教育から始めるべきなのでしょうね。
一人でも多くの人が、ひとしずくの助け合いの精神を続けられれば、手を伸ばせば、少しは改善の余地があるはずなのにと思いますし、願います。