遠野市、仮想市民でファン拡大 特典は無料宿泊など
団塊世代などを対象に定住を呼び掛ける仕掛けの一つとして、遠野市は市外
の人たちを「仮想市民」として登録する制度を創設した。合併1周年に当たる1
日から募集する。
宿泊無料招待や地場産品の提供などを通し、観光にとどまらない「ふるさと遠野
」ファンを広げ、将来的には定住者の受け入れにつなげる。 新制度は、年間
1万円の会費で仮想市民を募集する仕組み。
仮想住民台帳に登録、名物のカッパにちなんだ「カッパ捕獲許可書」付き市民
証を交付される。
市の広報が年4回送付され、暮らしやイベント情報などを身近に知ることがで
きるほか、観光に訪れた際は宿泊やタクシー料金の割引がある。 年1回の特
典として、市内の宿泊施設の無料招待(1泊朝食付き)か、農作業が体験でき
る農家民宿の無料招待(1泊2食)を選べる。
少子高齢化と人口減少の対策に力を入れており、特に団塊世代を対象にした
定住化構想が重点課題。合併1年を機に、仮想市民制度を企画した。
本田敏秋市長は開所式で「人口減に歯止めがかからない厳しい現実があり、
定住化への取り組みが不可欠。地域住民と力を合わせて『行ってみたい町』か
ら『住んでみたい町』にしていきたい」と意欲を語った。
(岩手日報より)
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地方の過疎化はこの遠野市でも確実に市の人口減に悩み、様々な対策を採っ
ているようで、少しでもこれらの対策がが効果をあげる事を願っています。
しかし、この『仮想市民』構想はいいアイデアだと思います。観光にとどまらない
「ふるさと遠野」ファンを広げ、将来的には定住者の受け入れにつなげる事を
願っての事のようです。
新制度は、年間1万円の会費で仮想市民を募集する仕組みなそうで、都会人
が気軽に立ち寄り少しずつこの遠野市になじんでいただいて、将来これらの人
たちの真の故郷にしたくなるようなこの地の良さと、人々の暖かなぬくもりを感じ
て貰おうといういささか遠大な計画のようでした。
この問題は日本各地の問題でもあり、地方の特性を生かして自立出来るように
なるといいですね・・・
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