日本にとって「日本資本主義の父」と言われた実業家・渋沢栄一氏を紙幣の肖像に採用してもらおうと言う運動が出身地・深谷市で広がっているとの事です。私などこの方はもうとっくに使用されていると思ってました。
深谷市民は渋沢氏の説いた道徳と経済の両立こそ、同氏の夢とかけた行き方に多くの共感を呼んでおります。
この青淵会(渋沢雅号から)で「渋沢紙幣肖像化を実現したい・・・との思いから2003年に「拾万円札」をコンピューターグラフィックを使って13000枚作って多くの人に知って貰おうと頑張っているようです。
この完成品を深谷市内のイベントなどで配布しているようですが、 「商売の神様を店に飾れば開運になる」と早くも評判になっているようです。口コミも手伝って約4年で“完売”したそうで、9月には増刷した1万枚ができあがる予定だとの事です。
このような運動はさいたま県議会でも超党派で推進をしているようです。何しろこの渋沢氏は日本で最初の銀行を設立した人であり、社会貢献にも尽くされた人物だけに私もこの案に賛成です。
本来、紙幣の肖像や図柄は、日本銀行法で「財務大臣が定め、これを公示する」と規定されているのだそうです。そして財務省、日本銀行、国立印刷局の3者が相談し、原案を作成すると聞きました。
この紙幣を制作するためには、財務省国庫課通貨企画調整室によって検討され、紙幣の肖像となる人物選びには、厳しい基準があるそうです。
〈1〉偽造防止の観点から適切か〈2〉業績や知名度が高く、国民に親しまれている人物か・・・・などが重視されております。
戦後に発行された紙幣に肖像として登場したのは11人だそうで・・・戦後しばらく、高橋是清や伊藤博文などの政治家が主に選ばれたそうですが、1984年の新札発行以降、福沢諭吉や樋口一葉ら「文化人中心路線」が採られているそうです。
★渋沢栄一氏は 1840~1931。現在の深谷市血洗島出身なそうです。日本初の銀行「第一国立銀行」を創立し、大蔵省退官後には、500以上の企業設立に携わったとの事です。
一方で、論語の精神を重んじた「道徳経済合一説」を提唱し、福祉や教育の充実にも力を注いだとの事です私などの知っている事といえば慶応大学校を設立した人として記憶しております。青淵会の「青淵」は雅号(別名)との事です。
(読売新聞記事引用)
次は経済人渋沢栄一、あと教育で森有礼などがいいのではないかと思います。
ご訪問感謝します。確かに深谷市民でなくとも、日本の日本資本主義の父・・でありこのような方が紙幣に採用されていないのが不思議です。
日本銀行を創設したのも同氏であり、この紙幣の第一候補だと思うのですが、取り上げられなかった事こそ不思議です。