一時は東京に多くあった都電はこの荒川線だけになっています。
しかし、最近この都電の効用が見直され、都電荒川線に二十七日から十四年ぶりに新型車両が運行されるのを弾みに、沿線の荒川、北、豊島、新宿の四区が連携し、都電を周辺地域のまちづくりに生かす取り組みを強化する方向で取り組むようです。
荒川区南千住の三ノ輪橋停留場で二十六日開かれた新車両の出発式に出席した四区長と都交通局の松沢敏夫局長が話し合い、各区の企画で花電車を定期運行するなどの方針を決めたそうです。
今回、 都交通局はレトロ調デザインの新車両導入に合わせ、三ノ輪橋停留場の照明をガス灯風にするなど昭和三十年ごろのイメージに改築したそうです。荒川電車営業所内には「都電おもいで広場」を開設し、二両の旧型車両などを展示しているそうです。
出発式で西川太一郎・荒川区長は「四区長が集まり、昨年初めての『都電サミット』を開いたそうです。現在日本でこのような電車は官僚に優しくまた乗り降りの便利でバスとは違ったレトロ調が私もダイスキです。
協力して沿線ガイドマップを作製するなど、いろいろなアイデアが出ているそうです。まちづくりに都電を役立てたい」と、四区連携の進展ぶりを強調しております・・・
(読売新聞記事引用)