町作り研究会(容子の部屋-別室)

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英国調庭園、ドッグ・ランに模様替え

2007-01-06 07:23:22 | 地方新聞

 

百貨店の屋上から遊園地が消えようとしている。大阪・ミナミの高島屋大阪店では、昭和33年に設置された観覧車が今秋、ひっそりと営業を終えた。キタの阪急百貨店梅田本店でも今年、建て替え工事に伴って屋上遊園地が閉鎖された。

屋上を英国調の庭園や、飼い犬を引き綱なしに遊ばせられるドッグ・ランに模様替えする百貨店も多い。

               子供たちでにぎわっていた昭和33年当時の高島屋大阪店の屋上遊園地(高島屋提供)   

 最盛期の高度成長期に子供たちでにぎわった「デパオク」(デパートの屋上)の遊園地は、消費やレジャーの多様化で、その役割を終えたといえるが、中年以上の世代からは「子供のころは、屋上で遊んでから大食堂でお子様ランチというのが楽しみだった」と懐かしむ声が出ている。

(大阪新聞)

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            英国調の庭園に模様替えした大丸心斎橋店の屋上=大阪市中央区

最近は買い物には行っても屋上に行く事が殆どありません。この記事を見て最近の屋上がこんなのも美しく変化し、その活用も今後多岐に亘っていくでしょうが、お子様の遊び場から、大人の憩いの場、犬の訓練を通しての社交の場などに変化しているようです。

高島屋大阪店の屋上遊園地は、本格的な遊戯施設が設けられたのは33年からで、観覧車のほか、飛行塔、モノレールなどが設置され、この頃は日本もやっと経済も最盛期を迎えた頃です・・

庶民もデパートにお買い物に行く事はちょっとした楽しみで買い物、またその間に子供を屋上の遊技場に預けて、ゆっくりその中で唯一現役だった観覧車は高さが9メートルしかないが屋上に設置されているため、ミナミ周辺の景色が一望でき人気があってのですが・・・最近では年間約1万1000人が利用しているそうですが、一時の賑わいからとうのいています。

そのため、老朽化による定期点検に費用がかかることから今秋で営業を終えたそうです・・・平成21年に完成を目指す増床工事に伴って屋上の活用法を見直すことも検討ししているようです・・・

 メリーゴーラウンドやパイレーツなどの遊具施設があった阪急百貨店梅田本店の屋上遊園地も8月末で閉鎖された。同店の建て替え工事は23年に完成するが、屋上の利用法は未定なそうです。

 一方、近鉄百貨店上本町店は6月、ドッグ・ランを大阪市内の百貨店で初めて導入した。同店周辺ではマンションが相次いで建設されており、室内で犬を飼う人も多いためニーズはあると判断した。広さ500平方メートル。天然芝が敷き詰められ、犬を預けて買い物をする客もいるそうでこれなどデパートの収益に結びついたいい方法だと思います。

また、 キタの阪神百貨店も屋上を全面改装し、4月に緑あふれる庭園に模様替えし、大丸心斎橋店の屋上にも、英国調の庭園が登場しているそうで、これもいいアイデアだと思うわ・・・

H・大阪市立大学都市研究プラザ教授の話 として「親に最初に連れて行ってもらった遊園地は心斎橋のそごうの屋上で、昭和30年代の百貨店はハレの場であり、子供はよそ行きの服を着せられたものです・・・

当時は百貨店より高い建物が少なく、屋上遊園地に行くことは空に昇るような感覚で今はゆっくりと買い物を楽しむ時代には、庭園などの方が喜ばれるのかもしれないませんね・・・