芥川賞の田中氏

受賞の田中慎弥氏のインタビューがいいですね。

記者は期待した対応をしてもらえず、腹立てたのではないでしょうかｗ

本の売れ行きを考えて、インタビューでマスコミに対して優等生発言をする商売人作家が多い中、あの態度は好感持てますよ。
芸術や文学は、すぐ売れるかどうかではないですからね。

収入が増え暮らしが豊かになると、精神性の高い文学は作れないでしょう。
石原都知事が「読む価値のない作品ばかり」と嘆いているのも、作家の暮らしがそれなりに豊かだからでしょうね。

アンノンな暮らしからは精神が研ぎ澄まされたような作品は生まれない。
薬物に頼らず覚醒するには、自分を極限状態に追い込まねば。

生きている間は、身を削るような苦しい生活環境に身をおいて、作品を作り続けるのが良いかと・・・
本人が死んでから長く生き残り光り輝くものが真の芸術だと思いますし。