Bくんはひとつ、レンガを押した。
がこ、という音とともに奥にはずれる。
がごごごごご、と壁が割れ、ゲートが開いた。
「さ、行こう」
Bくんに連れられて、ぼくはゲートに入った。
つ、づ、く。
ところで、このストーリーのつづきに興味をひかれた人なんていないだろうから、つづきは書かなくてもいいですよね。ね。
今日もなんにもできなくて不甲斐なさすぎて自己嫌悪に . . . 本文を読む
かなり暇なのだが、ケータイいじり以外できず、憂鬱である。
あまりになにもしていないため、日記に書くこともないのである。
昨日はBくんがやってきて、
「ほら、いしや(筆者のあだな)、行くぞ!」
と言い、強引に連れていかれることになった。
「どこに行くんだ?」
「あっちの世界」と、Bくん。
「は? あっち、ってどっちだ?」
「こっち」と、Bくんの引っ張りが強くなった。
うながされるままに、つ . . . 本文を読む