【目眩く儚い日々はこんな】第壱夜 2009年09月23日 23時36分29秒 | 小説系 --めくるめくはかないひびはこんな-- 気がつくと、ここにいた。 どこなのかはわからない、黒の世界。闇の中。 ただ、自分には複数の人間が、見てとれた。 複数人を同時に眺めることも、一人だけに意識を集中することもできた。 小説で言うところの神の視点とかいうやつか。 私にはそれができた。 一人の人に意識を集中させてやると、その人のステータスがわかった。 たとえば疫幽伸子(えきゆ . . . 本文を読む