ようやく、『人間失格』を読み終えた。
作中の「手記」を本文とするなら、手記の作者が主人公ということになるのだろうか。そうするとぼくは、主人公と似ている。
まぁ、さすがにここまでひどくはないけれど、ぼくも思い込みの激しい人間だから。いろいろと「わかる」思いがあった。
あまり深い話をするとネタバレになってしまうのでしないが、ぼくはこの主人公はとても人間らしいと思うし、どちらかといえば真人間より . . . 本文を読む
あえて誰のことかは言わない。
私は、これは私の勝手な考えなのだけど、大切な人にはできるだけ尽くそう、なんでも望みを聞いてあげよう、誰が否定してもぼくは肯定しよう、そう思ってきた。
けれどそれは、ときに間違いにつながる。甘やかすことになる。甘やかしすぎることになる。
私はようやく、それを危惧できるくらい頭を冷やした。
なんでもしてあげる。それは優しさではなく甘やかしである。
ときには間違 . . . 本文を読む
今から太宰治の『人間失格』を読もうと思います。
自分はなにをすればいいのか。なにをしなければならないのか。なにをしてはいけないのか。なにもしなくていいのか。なにもできなくていいのか。どうでもいいのか。
いいわけがない。
言い訳はしない。
言い訳をしたくない。
自分の意志とは何か。
なにがどうなっているのか。
ぼくは今、わけがわからない状態にある。
自分でなにを言っているのかもよく . . . 本文を読む
勉強がいやになり嘘日記を書くことにした。昨日(きのう)も一昨日(おととい)も一昨昨日(さきおととい)も、全く勉強していない。ずっと勉強せずに寝込んでいた。
嘘日記は嘘なので何を書いてもよかった。でも嘘をつくと心が痛くなるので不用意に嘘は書けなかった。だからいつも嘘じゃない本当のことを嘘っぽく書いている。嘘っぽく書いているだけで全然、嘘じゃない。事実です。
ちなみに嘘日記で嘘を言うと本当になる . . . 本文を読む