私のバイク、ボルティーはそのバリエーションのひとつとして発売されたタイプTという車種で細かい変更が数点に最大の特徴としてシート後方にキャリアが設置されています。
このキャリアには永らく脱着可能なトップケースを取り付けて重宝してましたが近年、あちこちに割れが生じてまして最後のほうでは皮一枚で繋がってるような状況でしてそれを発見した際、突然の落下による事故を未然に防ぐためあえて折ってキャリア部分を回収しました。
タイトル画像がその状況、トップケース自体キャリアに負担のかかる構造になってる上に良かれと思って施してもらった可動部分の溶接固定そして何よりの破損の致命傷になったのは
4年前の自損事故・・・。これでかなりダメージを受けていたのは間違いないと見てます。
キャリアがなくなってもバイクとしての走行能力は健在なので移動するぐらいは出来ます。
・・・が原付スクーターと同等クラスの利便性を持つことが出来るトップケースに慣れきってしまうとかなり不満になってしまって通勤にはまず使わなくなりました。
しかし前置きが長くなりましたが自分のバイクに関して日ごろから情報収集に検索してるといいものと思われる1品の情報も得られることがありましてODAX製のレンテックキャリアは具合もいいと通販のレビュー記事に書いてあったのでコレを地元のバイク屋さんに注文してもらいました。
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これがそのキャリア。その道では有名な海外のメーカー品ということで当初発注から到着まで10月あたりまでかかるといわれていましたが1週間ほどして国内に在庫があったということで無事に現物は予想より早く届きました。ゆっくり出費の予定を立てていたので財布に少し痛いことにはなりましたが・・・(苦笑)。
価格は定価の19500円から割り引いてもらって17500円ほどに落ち着きました。
実はこのキャリア、同じボルティーでもタイプ1、タイプ2といった車種にフィットするように作られているためシートやグラブレール(キャリア)の固定方式の違うタイプTではすんなりついてはくれませんでした。
手間としては一日レベルですがDIYショップを何回か帆走した末の汎用金物の流用加工、そしてシートを固定するための旧キャリアの切削加工を施した末にようやく使える形には持っていってます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/94/78a2c9fc968e113c2263323724ffb7b7.jpg)
まずキャリアはついたものの、そのままではシートを固定できないので旧キャリアの新品と干渉する部分を大幅にカット、旧品をもいだあともある程度ディスクグラインダーで切削切除しています。切削した鉄粉対策に古いツナギに急遽、調達した保護ゴーグルにてはじめてグラインダーを使って作業しましたが機械自体の重量と円心運動によるエネルギーの発生が凄まじく切断中に固定するのにかなり握力を必要とした難所でした。
結果としては一応、成功なのですがまだまだ切削しなければならないところがありサビを取ってパテで穴埋め整形した後に違和感のない色で塗装しようと思ってます。グラインダー切削については今度、元鉄工所社員である友人が綺麗に仕上げてくれるというのでそこに期待ですねw
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f3/2b484265a0f049a15f54e38b2fb533a5.jpg)
ヘルメットホルダーの固定ブラケットもついていなかったのでこれもDIYショップの水道管固定部材をゴムシートを巻いてネジで固定することにより何とか機能させています。
本当は上の位置に固定したいのですがそうするとヘルメットの固定に支障が出るかもしれないのでもしやるとしたら下ネジ穴の部分を削るか切るかというところです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/4f/98d0bc5257fb330fc529d3033ddc0b71.jpg)
トップケースマウントのブラケットももともとのモノはキャリアとの寸法が合わなかったのでこれもDIYショップで売っていた汎用資材を加工した後にゴムシートを緩衝材にブラケット付属のネジ&ボルトで固定しています。
本当はもっと厚みのある部材を使いたかったのですが家には折るために固定するクランプもしくは万力がないようなので自分の力でギリギリ加工できるものにしました。
とはいえ固定は上々なので結果オーライといったところでしょうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/42/1d94a253bb22149c8eb1bf56fafe0b60.jpg)
全て施行してケースマウントを装着した状態。
純正キャリアに比べると耐可重量が5kgと強化されていて多少の荷物ならものにしなさそうな感じはしますがメーカーの公式の注意書きとしてケースの着用は想定外かつ非推奨の使用方法(特定部位に強力な負荷がかかる)なので過信は禁物でしょう。
そうこうして使い勝手がやや向上したトップケースの使用感は上々のもので今日の通勤では不具合に陥ることなく走ってくれました。
とはいえ
素人工作にて突然の落下リスクはむしろ増しているので
今後当分は注意深く扱っていきたいと思ってます。
あと自分でここまで出来てくるとなると色々とカスタムへの欲が出てきますね(爆)。