音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

白鳥仕上げ

2021-07-21 22:05:23 | フルートレッスン
昨日も今日も快晴。
枚方市の最高気温は36度です。
昨日は久しぶりに子どもを送りました。

前回おばあちゃんが好きと言っていた石榴の実は大きくなって、紫陽花はほとんどが枯れていました。
「あれ、2つ残ってる。」と指差して教えてくれました。

こんな子どもと接することができるのは楽しいです。

今日はリモートレッスン。
サン・サーンスの「白鳥」の仕上げでした。

先週、ヨーロッパの「白鳥」は神話と宗教と民間伝承が混じりあったような壮大なイメージであることをお伝えしました。

ゆったりと大きなイメージが大切です。

6/4という珍しいリズムに注目してください。
3/4拍子のように3拍で区切らないで、特に初めのH、低音のGの音で下に落ちて来ないで下さい。

3小節目の休符もフレーズの終わりでは無いので、上をずっと向いていて下さい。

5小節目のHの音までずっと上がって行くように。
続いて同じ形の2回目はより上がった感じで。

新しい形のフレーズは2小節ずつになります。2小節の最後の音にそれぞれ山が来ます。山といってもまだpであることを忘れずに。

Eからのフレーズは、ちょっとamazingな感じ
白鳥を照らす月が影って、シルエットだけになりよく見えないけれども、神秘的で惹かれるという風。
Fで神秘がピークになり、F#で雲が払われ、また、はっきりと白鳥が見えます。

Hのmfがこの曲の一番音量のあるところです。
ピークを向かえた後、6小節でゆっくりと下って行ってppで終わりを向かえます。
ここで大事なのは、初めのフレーズと同じで、4分音符3つずつでフレーズを区切らないことです。
スラーが切れていますが、タンギングはできるだけ穏やかにしましょう。息を入れ直したり足したりしないで2小節と次の小節のHまでをできれば一息で吹きましょう。

次も小節線で切らないでドレドミーまでを一息で
最後のGのロングトーンは、ヴィヴラートは控えて、pp。
音程が下がらないように、少し上を向きながらdimしましょう。

充分にppで演奏すれば、息は続きます。

口を閉じないで、音がなくなった後も息を吐いているときれいに終われます。





ハープのレッスン

2021-07-20 23:01:21 | 音楽
昨日は
ハープのレッスンに行きました。
塚口駅近くのTraum。

フルートとハープは相性がいいです。
いつか合奏できるようになりたいです。

まだまだ一年半の初心者ですが…。
8/9に発表会が開かれることになりました。
本当なら昨年開かれる予定でしたが、のびのびになり、先生とKさんとフルートとの共演も一曲させて頂ける予定でしたが今回はそれもなし。ガックリ。

それでもKさんとのデュオを自分の曲の他にも一曲弾かせて頂けることになって…あら、大変!

単旋律のフルートと違って、和声があるのがハープ。

和音の時に三音、四音を一度に弾きます。
単旋律で弾く場合でも、同じ方向の音は四音先位まで指を引っかけておいてから順番に弾きます。

移調においては、もっと早くしておかないと、その場でするのは無理です。

曲全体の構造を先に捉えておいて演奏しないと演奏しにくいです。

指の動きの前に、脳の大変革しないといけません。

これをすると、フルートの初見力が上がります。
ピアノに移っても格段に弾き安くなっています。






Kさんと

大須観音骨董市で掘り出し物

2021-07-19 22:42:10 | 紀行
名古屋最後に行ったのは

大須観音の骨董市。
暑い!
暑すぎて、人出が少ない。
コロナのせいかな?

蓄音機がいい感じ。!

LP盤も売っていました。

これは!

二本は円錐管!
篠笛かな?
欲しい…けど、さすがにこの状態では試奏するのはためらわれたので買わなかった。


鼓。

太鼓。
子どもと音楽で遊ぶのに使いたかったけれど、今回は見るだけ~。
着物や陶磁器、タイルもたくさん。
しかし、暑すぎて危険を感じたので
早々に近くの矢場とんでランチ。


撮る前にちょっと飲んじゃった。

念願の名古屋メシ!
味噌おでんと串かつに赤味噌だれが染みています。
煮卵の中はトロットロの半熟。

デザートの豆乳アイスも美味しかった。
リフレッシュしました。
昨日は帰ってから、ライヒャとプジョル練習出来ました。







バッハの宇宙

2021-07-18 14:33:45 | 音楽
結局、名古屋で降りて、徒歩10分。

アンモナイトの化石があったり


いろいろ実験。



名古屋科学博物館に行きました。
お天気が良すぎて歩くと熱中症になりそうな気がしたので…。

数年ぶりにプラネタリウムに入りました。
今日の上限の月が、沈む頃にはバッハのG線上のアリアが鳴り響き厳かな気持ちになりました。

銀河が何億光年を超えて迫って来たときには、よく知らないポップス?に。

全ての解説が終わって
夜が明ける頃には、やはりバッハのオルガン曲が。

宇宙とバッハは合うという結論。

ホテルから歩いてすぐの焼き鳥屋さんに入って

焼き鳥食べました。
名古屋飯を食べようと探し回ったけど、見つけられなかった。
最期はGoogleに頼って…行ったお店はなぜか閉店。一階下のお店に入りました。

美味しかったからいいけど…。
名古屋のみそおでんとか、食べたかった。
よかったのはここでなぜかバッハの平均律クラヴィーアがかかっていたこと。

名古屋の人はバッハ好き?
…そんなわけないか。






特急火の鳥にて

2021-07-17 13:46:00 | 日記
「特急火の鳥に乗りたいだろう?」
こういう旅行がうちには年何回かあります。

「乗るだけ?」
「乗るだけ。」
いやいや、あり得ないでしょうと


名所旧跡、名勝をあわてて探します。

韓国語の「つ」はニコチャンマークみたいでかわいい!

「火の鳥」の試乗会に申し込んだけれど、落選。
それならと株の優待券を「火の鳥」に投入。
と言うわけで「火の鳥」の中です。

ドリンクホルダーの位置が新しい。

背もたれを倒しても後ろの席には響きません。
これはとってもありがたいです。

上本町近鉄で下鴨茶寮のそうめん弁当を買ってきて食べました。

スマホ充電用のコンセントは標準装備ですね。

裸足で乗せる足台も楽です。
さて、名古屋で何をしようかな?
まだ決まりません。








合奏四重奏

2021-07-16 18:32:03 | 現代
午後からヴィオラの金重さん、ヴィオリン木村直子先生、チェロの木村政雄先生とフルート久米のカルテットレッスン。

モーツァルトの四重奏残りのGdurとCdur。


ピアソラナイトの名演奏に応えたくて手作り市で買ってきたリースをプレゼント。
本当に素晴らしい夜でした。


モーツァルトの前に、池上敏先生から頂いた、楽譜を試奏。
alla sicilliana

モーツァルトの弦楽四重奏にインスピレーションを得て作曲されたそうです。

昨年、金重さん主催の新年会にふらっと現れてゲームに勝った人に曲を書く約束をされたそうです。
リコーダーとリュート奏者にはその編成の曲を、ビオラ弾きの金重さんはフルートも吹いていてどちらも欲しい。

えーい!フルート四重奏でと頼んだそうです。

フルートでもヴィオラでも持ちかえて演奏できます。

4つも曲を書くのは大変と他の曲を片付ける間放置されていたそうですが、最近やる気になって来られたそう。

さっと、出来上がった三楽章。
alla sicilliana

他の楽章は1ページだけ。
「試奏しましょうか?」と木曜日に金重さんからpdfが来ました。

さて、まずこれから演奏。
いい曲です。
手書きの譜面に慣れていないので目を凝らして見ていないと読み間違えます。
美しい曲です。
みんなすっかり気に入りました。

1楽章3楽章もひいてみました。おもしろい‼️

それから、モーツァルト。
金重さんも腕を上げて来ました。
すごい⤴️⤴️

充実の1日。
五時間近く合わせて頂いて、2曲を仕上げ、最後に池上先生の曲を録音。
こっちはまだまだ。
続きが楽しみです。





手作り市とパーフェクト❗

2021-07-15 22:55:51 | 日記
京都知恩寺手作り市に行ってきました。
Gさん、mさんと一緒。
朝からの大雨は止んでいましたが、
雨と言う予報に、Gさんは長傘を、私は大きい方の折り畳み傘、mさんもカバンに傘を忍ばせて来ました。

四条河原町駅に着いて、駅を出たら、小雨。
「ちょうどいいね。」
この時期、晴れていると歩いているだけで熱中症になります。

しかし、いつも人でいっぱいの道に誰もいません。
中止になったのかと心配になりましたが、

やっていました!

出店も人出も少ないです。

それでも、雨天決行のルールのある由緒正しい手作り市。
作り込んだ作品が並んでいます。


白いお皿は2枚目。
一枚ずづ集めています。
桜の箸置きは、別の人の作品。
ゆず味噌とふきのとうの味噌。ここのは美味しいんです。
それから、ちりめん山椒。

マスク袋に消しゴムはんこ。
3人でランチをして草々に帰宅したのはレッスンに間に合わせるため。

小学生のレッスンは、新しい曲を入れました。

10人のインディアン。
初見ですぐ吹けるようになって来ました。
今日もいっぱい勉強して、最後に今日買ってきたはんこを自分で押しました。

見るなり「パーフェクト❗」
と読んでくれました。英語も習っています。







跳躍の音程を吹くのは?

2021-07-14 22:01:31 | フルートレッスン
うちの裏庭のランタナ、七変化。
植木鉢で育てていたら、種がこぼれてこちらの方が育ってしまいました。

今日は家でレッスン。
ゴロゴロ雷がなって、一転にわかにかき曇り…
降りません。

こんな日もあるのですね。
植木に水をやっていてよかったです。

ユーモレスクの三回目。

ここの装飾音符は、レミソ
ミシレは切らないでスラーで吹きましょう。

シレはシを吹くときに、右手中指と薬指を押さえておいて、吹くと押さえるホールが減って吹きやすいです。
初めは慣れないので難しいかもしれませんが、音程が変わらない指使いなのでスタンダードでいろんな所で使いましょう。
ここで出てくる8分音符のAの音の音程を気をつけましょう。

練習としては、その前のGのオクターブを正しくとるように練習しましょう。

初めはGdurのスケールをやって音程を確認して、アルペジオ、三度→五度→オクターブと言う風に音を減らして行くと自信がつきます。

Gがうまくとれると次のAは自然にとれるようになります。

それでもうまくいかないときは、低音を吹くときに下を向いて吹いていないか?
あるいは、上に向いて吹いていないか?チェックしてみてください。

正しい位置で吹いているとそんなに上向いたり、下向いたりしなくても安定した音程で音が鳴るようにフルートはできています。

一度吹きかたを見直してみることをお勧めします。














パイジェッロ

2021-07-13 22:18:48 | ロマン派
アレチハナガサは1957年南アメリカからやって来ました。

ジョバンニ パイジェッロ
Giovanni Paisiello (1740-1816年)ナポリ王国ターラント生、ナポリ没
の、フルートカルテット集を見つけました。
パイジェッロは、生前から人気の作曲家でした。

ロシアのエカチェリーナ二世に招かれて、サンクトペテルブルクでオペラを作ったり、
ナポリのフェルディナンド4世に雇われてオペラを書き、1802年にはナポレオン ボナパルトに招かれてパリに行き寵愛されました。

5年後ナポリに帰国しましたが、ジョゼフ ボナパルト…ナポレオンの兄に重用されましたが、聴衆の人気はなく、1813年ナポレオンの廃位とともに仕事を失いました。

多くのオペラは忘れられましたが、ロッシーニと同名のオペラ「セヴィリヤの理髪師」は、当時一世を風靡し、今でも度々演奏されています。「我が心うつろなりけりnel cor piu non mi sent 」
がパガニーニやベートーベンなど変奏曲として残っています。

モーツァルトのフルートカルテットk.298Amoll の三楽章のテーマはパイジェッロのオペラ「勇敢な競演」からとられています。



リギの思い出

2021-07-12 23:13:59 | ロマン派
里山の森の中を探索する夫と次男について行けない所もあるので、車で待っていると暑い!
木陰に移動して辺りを1人で探検。

川沿いを上流に歩いていくと

滝。
草木が生え放題で近づけ無いですが、迫力があります。
遠いので温度は変わりませんが涼しげに感じました。

暑くなると風光明媚なところに避暑に行くのは、ヨーロッパでも同じで
アルベルト フランツ ドップラーAlbert Franz Doppler(1821-1883年オーストリア帝国領ガリツィア レンベルク~バーデン バイ ウィーン)
は リギに避暑行った時のことをフルート、ホルンまたはチェロ、ベルのための「リギの思い出」op 34という曲にしています。

リギというのは、スイス連邦
の高原に属する3つの山塊のことで湖が点在し、アルプス山脈を望むところで、風光明媚。
リギ クルム峰の山頂付近に1816年リギ クルムホテルが開業しています。

1871年にはリギ鉄道が開通しています。

発行は1876年
人気の避暑地にドップラーは本当に行ったのかどうか?
詳しいことはわかりませんが

フルートで演奏される小鳥のさえずりのような音楽。
ホルンかチェロの牧歌的なスイス風の音楽にベルで教会の鐘が入ります。