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病院の近景歴史

2015-06-18 21:46:40 | 紀行

母が入院した京都医療センター。
1907年に明治政府のよって建てられた陸軍病院を1945年に国立京都病院として使うようになったそうです。

駐車場はこんな森?山の中。

中腹には、陸軍病院の碑があります。その横には、小さなお地蔵様。
陸軍病院時代給食棟の地下を掘った時に、土の中から出てきたそうです。

石だと思っていましたが、調べてもらったら鎌倉時代の天道大日如来だということがわかって,以来小さな祠にお祭りし、地蔵盆を行っているそうです。


もともとは鎮守の森?
病室の窓からは伏見桃山城が見えます。
指月城の遺跡が見つかったと、今日ニュースでやっていましたが、それは、1592年秀吉によって建てられたもので、1596年地震によって倒壊したそうです。
その後、もう一度秀吉によって再建され、秀吉の死後、徳川のものとなっていたものを石田三成によって落城させられ、関ヶ原の後、家康がまた再建。
しかし、1607年廃城になり、全国のお城に解体、移築されたそうです。

今建っているこのお城は、1964年に伏見桃山キャッスルランド、遊園地のシンボルとして建てられたものだそうです。が、遊園地ももう廃業。なんとかこのお城だけ残っていますが、予算がないので耐震基準を満たすように改築できず、中にも入れず、外側だけしか使えません。

今日はお天気が悪く、この不運なお城を象徴するような重い雲が取り巻いていました。



退院になりましたが、しばらくこの病院とのご縁は続きそうです。


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