菜の花の季節です。日本の春の原風景に、この花は欠かせません。
菜の花が堤防の土手に咲いているのを見ると、必ず、「朧月夜」を口ずさんでしまいます。
菜の花畠に、入日薄れ、
見わたす山の端(は)、霞ふかし。
春風そよふく、空を見れば、
夕月かかりて、にほひ淡し。
里わの火影(ほかげ)も、森の色も、
田中の小路をたどる人も、
蛙(かはづ)のなくねも、かねの音も、
さながら霞める朧月夜。
フルートのKさんが、キエフに行ってしまったので、デュオの曲の1stを録音して、2ndをそれに合わせて吹いています。
人は大体自分よりも、人のすることの方が良く見えます。
そうやって見ると、2ndの自分の音よりも、録音した音の方が良く聞こえるので、自分が吹いているより、自分の癖が良くわかります。
例えば、休符が短くなりやすい。緊張すると、音がこもる。音程が低くなる。
これはとってもおもしろい。
お勧めです。
なんだか納得してしまいました。
2重奏の時、相方の音の方が良いんじゃないかって、気にして勝手に凹んだ事があります。
そんな必要も特に無かったのですけど。
今度から、もう少し自分に都合良く思ってみます(笑)
私も、自分の録音を良く効きますが、同じ録音でも、凹んだり、頑張ってるじゃないって思ったり、日によって(気分によって?)違う事ありませんか?
「良く」って、「良い」「悪い」の「良く」じゃなくて、「より多く明晰に」聴こえるという意味だったのですが、この漢字を使うと、そういう意味に読めますね・・・反省。
[日によって気分によって違うこと]→あります。
CDの名手の演奏だって、違います。同じ曲をやろうとして必死に毎日どこが違うんだろう?と聴いていると、細かな違いや、息遣い、音色も明晰になって来るのに、一山過ぎると、また、ぼんやりうっとりと聴こえたり。おもしろいですね。