音楽の喜び フルートとともに

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ピッコロの世界

2024-05-20 21:10:00 | バロック
日曜日11:00からドルチェ楽器で調整会でした。
ソウル支店から来てくれる小林さんの腕を信頼しています。
今回は買ったばかりの中古のハンミッヒのピッコロの調整が必要かも見て頂きました。

「これはG#キーがついてませんね。」
「ピッコロはこういう楽器なんですよ。調整に出しても鳴りにくいですよ。治すには少し大きめにキーを開けますが、そうすると他の音とのバランスが悪くなります。それか、G#キーをつけるか…それはここではできません。」
そうなんだ!知らなかったです。
G#出ないことは無いですが、苦しい。替え指を使ってやっと出るみたいな…。

ヤマハ、バーカード、パール六本のピッコロを試させて頂きました。
クラスはいろいろ。しかし、すべてG#キーは着いていません。

なぜかG#キーがないのに、簡単になる機種があります。
いずれもパールのウェーブの形のマウスピースの着いた機種。

24万の方は木製の頭部管、19万グラナディラ。
しかもグラナディラの方がすべて音が出しやすいです。

私のハンミッヒと吹き比べ。
冷静に観察。

ハンミッヒはG#は出にくいけれど、音質が良く、遠鳴りがします。
パールは悪くはないですが…。
G#だけのために替えるまではいかない。
もし、中古のハンミッヒか、バーカードでG#が鳴りやすいか、G#キーがついているものが出てきたら考えてもいいかな。ということで帰ってきました。

本来の目的コンサートフルートの方は調整バッチリ、スッキリしました。
ありがとうございます。

アントニオ ヴィヴァルディ(1678-1741年)ヴェネツィア共和国ヴェネツィア生まれ、神聖ローマ帝国オーストリア大公国ウィーン没



ヴァイオリニスト、ピエタ院の音楽教師、カトリック教会の司祭。興行師、劇場支配人でもあった。多数の協奏曲の他、室内楽、オペラ、宗教音楽等を作曲。現代ではヴァイオリン協奏曲『四季』の作曲者として広く知られていす。

サン・マルコ大聖堂付きオーケストラのヴァイオリニストで理髪師の父ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィヴァルディからヴァイオリンを学ぴます。

10歳より教会附属の神学校に入り、15歳で神学校に入学し、25歳で司祭に叙階された。赤毛であったことから、「赤毛の司祭」Il Prete Rosso(イル・プレーテ・ロッソ)と呼ばれるようになりました。

庶民階級のヴィヴァルディが、世に出て、さまざまな階級の人と引け目なく交わるには、聖職者になるのがもっとも確実な方法でした。

司祭の叙階を得た1703年、ピエタの音楽教師となりました。
その後、40年近くヴェネツィアの女子孤児養育院「ピエタ」で少女たちからなる合奏団を指導しました。


ヴィヴァルディが教鞭をとったピエタ慈善院付属音楽院
ヴィヴァルディの500曲を超すといわれる協奏曲の多くが「ピエタ」のために書かれたと言われています。

現在、ピッコロ協奏曲(RV443~445)として親しまれている3曲には”Flautino”が指定されているので、F管のソプラニーノ・リコーダー



アルトリコーダーより1オクターブ高い音域を演奏します。
のための作品だったと考えられます。

現在では、ピッコロフルートのレパートリーとして演奏されています。
ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV443