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三度目の正直で金メダル

2008-08-22 05:45:47 | Weblog
三度目の正直、ってよくいったもの。ソフトボール、今大会は三回目の対戦でやっとアメリカに勝ちました

昨日、二試合投げたので、上野選手の登板はないんだろうと思っていたら、今日も最後まで投げきったのは彼女。帰ってきたら試合は2回になっていて見てなかったのですが、初回から満塁のピンチだったとか。エラーが二つでたみたいですね。二回負けているから気負ったんでしょうか。見ていたらはらはらしたにちがいありません。2回以降は選手も落ち着いたか、ほとんど危なげありませんでしたが。片や、打線は2回はアメリカの先発オスターマン選手に翻弄されているかんじで、ヒットがでる気もしませんでした。

行き詰る投手戦になるかと思いきや、3回に7番の三科選手からツーベースがでて、8番の峰選手がうまく送りバンド、でも9番の藤本選手がボール球を振ってしまってツーアウト。上下の使い方がうまいピッチャーをくずすのはムリか、と思っていたら1番の狩野選手から内野安打がでました。重くて弾まない球を使うソフトはこれがけっこうあるんですよね。中学時代にソフトボールをやっていたのですが、打ったヒットは内野安打がかなり多かったです。力がなかったこともあるけど。

4回にも3番の山田選手からなんとセンター方向に深々とつきささるホームラン

4回のアメリカの4番バストス選手が打ったホームランは...あれはパワーの勝利ですねえ。振り切ってもいないのに。ピッチャーの球の回転がよほどいいのかしら。しかし、なぜソフトボールの球があのスイングではいるんだろ。あれはしかたないというかんじです。アメリカの地力を見せ付けられたかんじ。が、4回、5回はあとは危なげありませんでした。安心してみていられましたもん。

大きく動いたのは6回。アメリカは、前に対戦したときにまるで打てるきがしなかったアボット選手に交代。が、執念なのか、好調ぶりのせいか、3番にヒット、4番にデッドボールで2アウトながらもランナーが二人。でも5番が凡退に終わり1点差の息が詰る展開。

そこに6回の裏はロウ選手のライト前ヒットでいきなりランナーがでて、うまく送られ、4番敬遠、5番フォアボールでワンアウト満塁

が、ここからの粘りがすごかった。ショートフライ、セカンドフライでピンチ脱出

ピンチのあとにはチャンスあり、ってよくいったものです。7回には6番広瀬選手の逆らわないバッティングで三遊間のヒットがでました。アメリカはあせってしまいましたね。あんなにいいチームだというのに。ここでエラーが二つでて、追加点隙を作らず執念を見せた日本と、あせりがでたアメリカの違いがみえました。いけるぞ、と思ったのはこのとき。

7回の守備はすごかったですねえ。代打にいきなりヒットがでたので、不吉な予感がしたのも一瞬のこと。まずファウルフライをショートがフェンス近くまで追っかけていってワンアウト。あれ、こわいのにね。プロ野球の選手がフェンスにあたって取っちゃうのは考えてみればすごいことです。2アウト目は長打コースのあたりをものの見事に取ったサードライナー最後はサードゴロでしめくくりました。

前の監督の宇津木さんが解説でしたが、全試合、力がはいってしまって解説になってませんでしたね。昨日なんて、叫んで泣いてたもん。でも、許そう。気持ちはとってもわかります。

地力じゃあ、たぶんアメリカのほうが上なんです。体格も大いにちがうでしょ。日本選手は日本人にしたらがっちりした人たちなんですがね。なんといってもパワーがちがう。ホームランがぽんぽんでた予選のコールドが証明してます。初回はともかくとして、必死の執念で守り勝ち、相手の隙をつき、点を重ねていました。それになんといっても金をひきよせたのは、上野選手の3完投413球。う~む、すごすぎる。よく握力がなくならなかったもの。昨日はスピードこそいつもほどありませんでしたが、コースをていねいについて、連打がでる気がしませんでした。

それにしてもおめでとう

野球、ソフトはやっぱりアメリカ周辺とオーストラリアを含むアジア圏のスポーツなのか、観客がけっこうはいって、熱心に応援しているのもよいですね。ロンドンから消えてしまうのは残念だけど、アテネのガラガラぶりを思い出せばしかたないのかもしれません。世界的にみれば競技人口の少ないスポーツなんでしょう。

こうなると2016年に東京にオリンピックを招聘しよう、という運動に賛成したくなってきます。今までまた東京に呼ぶってどうよ、とスタンスだったのですが、日本なら間違いなく野球、ソフトにはたくさん人がはいりますもん。設備もよいしね。


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