ペンティング・ナイフ

ペンティングナイフって使ったことありますか？画筆よりかなり後になって登場した道具で、18世紀ごろなのだそうです。

普通、油絵に使う道具で、それも決して全体を描くのに使うのではなく、油絵の具をだしたり、特殊な効果をあげるときに使うもののはずなのですが・・・

なぜか姪のいっている中学の美術の先生は、写生大会ではペンティング・ナイフで作品をかくようにと生徒に言い渡したそうです。筆の使用は禁止なのだそうで。しかし、なぜ水彩絵の具でペンティングナイフなのでしょう。しかも写生大会に。わかりません。

おおざっぱにぬっていけば、ペンティングナイフでもそれなりにはやく仕上がるようです。が、姪は写生大会一日でやっと下書きがおわった、というスローペースでやった上に、もともとちまちまと時間をかけて塗るタイプ。二時間ほど一生懸命ぬっても4分の1もできていません。このままでは間に合わない、とパニックになりだしたので、週末は家族総出で手伝ってしまいました
もう一本ナイフをかってきて、割り箸も使ってのお手伝い。割り箸のほうが広い面は塗りやすかった気がします。姪の作品というより、家族工房の作品、というほうがよさげなものになってしまいました。

それだけ苦労したにもかかわらず、ペンティング・ナイフで塗った作品は、なんともきたないんです。ううう～