SWAN MAGAZINE

SWAN MAGAZINE 平凡社 このアイテムの詳細を見る

何年か前に、ダンスマガジン（だったと思う）で、あのSWANの有吉京子さんが、「パリ・オペラ座を舞台にしたバレエ漫画を考えている」というコメントを書いていたので、楽しみにしていたのですが、待てども待てどもそれらしきものは発表されませんでした。

が、今日、とうとうみつけました それもまるまる一冊がSWANという『SWAN MAGAZINE』この号が第一号です。

作者や上野水香インタビュー、『SWAN-白鳥』第一回のカラー版の掲載、パリオペラ座の記事、座談会など、それぞれ楽しめるものの、やはりお目当ては、新連載。タイトルは、『Maiaまいあ - SWAN actII』 =予告通り、パリ・オペラ座の練習生の物語。しかし、タイトルがしめすとおり、主人公はSWANの主人公だった聖真澄の娘という設定になってます。おお、そうきたか。前作は30年前に発表されたということなので、たしかに次の世代になっても不思議はありません。真澄もレオンも少しだけ登場。

あいかわらずポーズがきれいで、チュチュの絵もすてきでした。まいあを中心とする成長物語になりそうですね。おまけにパリ・オペラ座の雰囲気がいっぱい楽しめそうです。ここ数年はやや停滞気味、という声もありますが、デュポンやギエムなど、天才肌のダンサーをたくさんだしたばかりでなく、モダンもクラシックもどちらもこなすレパートリーの広いバレエ団ですから、オリジナルのSWANとは少々ちがった雰囲気の展開となるのでは。季刊なので、続きは三ヶ月後になります。今からもう待ち遠しい。