天才

天才 パコ・デ・ルシア マーキュリー・ミュージックエンタテインメント このアイテムの詳細を見る

昔、大学で先生と議論したことがありました。「天才」とはなんぞや、というのがそのお題。

結論。新しいものを作ったりやったりして、（生前か死後かはともかくとして）広く認められるのみならず、基準を変えてしまい、まねる者があとをたたないような影響力を持つ人のこと。

「天才」の間口は狭くなりますが、ぴったりでしょ。

ところでこのパコのソロ・デビュー作のタイトル、そのまま「天才」がタイトルになっています。なんてべたなタイトル。

ところがおそろしいことに、上の定義がパコにはあてはまってしまうわけで...

もっとも、スペイン語のタイトルはLa Fabulosa Guittara de Paco de Lucia。つまり直訳すると「パコ・デ・ルシアの優れたギター」。ややトーンダウン。邦訳ほど強気のいけいけではないですね。

数年迷ったあげく、昨年末にアクースティカのセールスで全集を買いこんでしまって以来、パコはよく聞いてます。これはお気に入りの一枚。気がついたら、メロディを鼻歌でうたってしまいます。