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マノン・レスコー  3幕2場より

2008-09-01 04:43:34 | 音楽/絵画/写真
Netrebko Villazon-Massenet-Manon-20


主演はネトレプコとビリャソン、指揮はバレンボイムとベルリン国立歌劇場オケという組み合わせの舞台です。通しでみると、主演二人の歌のパワーに圧倒されっぱなし

すっかりクセになったYouTubeからの映像をつけておきます。これは3幕2場。自分から捨てたはずのデグリューの消息を聞いて、いてもたってもいられなくなったマノンが神学校にいるデグリューにあいにいって、口説き落としてしまうところ。

時代は1950年代にうつしてあって、マノンは映画スターを夢見る女の子、ということになってます。

ちょっと突拍子もないか、と思いきや、見てみると、かなり納得できる設定。なにせ原作は18世紀ですから、現在人からみると時代がかった話であるわけですが、このお話の基本設定自体は古臭いところはまったくないわけです。悪気はないけど、華やかな世界にあこがれて、まわりをふりまわしちゃう自制心のない美少女と彼女に熱烈に恋しちゃうの話ですもん。

ともあれ、この演出のおかげで、ローマの休日のオードリー・ヘプバーン風、エリザベス・テイラー風、マリリン・モンロー風というネトレプコの変化も楽しめます。いくらオペラは音楽中心とはいえ、やはりお芝居ですので、役柄と演出に合う容姿をしているとやっぱり得ですねえ。長大なマノンのアリアを軽々と歌っちゃう歌唱力がいっそう引き立つ気がする。

あんまりフランスオペラ、という感じはしないプロダクションです。

通しはこちらのDVDでもごらんください。

マスネ:歌劇「マノン」

ユニバーサルクラシック

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この写真は4幕 賭博場のものです。ね、マリリン風でしょ?

マスネ オペラ「マノン・レスコー」解説

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