食べるクラシック

食べるクラシック 幻冬舎 このアイテムの詳細を見る

これもまたまた妹から借りた本。料理家の千葉 真知子さんが、ピアニストの娘さんとともに歴史に残る音楽家が食べた料理を再現し、音楽家のエピソードとともにレシピを紹介したもの。

ショパン、ロッシーニ、モーツァルト、シューベルト、ブラームス、バッハが登場します。ショパンではいかにも胃にやさしげなポトフ、ポーランド料理が紹介されてます。ロッシーニでは美食の数々。ひれ肉とトリュフのステーキ、アーティチョークとトリュフのサラダと、たいへん豪華。モーツァルトは数々の手紙に書かれた食べ物が紹介されています。シューベルトではかわますの料理やウィーン風のお菓子。料理上手なお母さんに育てられたブラームスは家庭で味わっていたこけもものジャムやエッグノッグ。バッハはにしんのオイル漬けや温めたビールなど。

そうですねえ、レシピそのものは何が何でも作りたいというものは少ないように思います。たらやキャベツ、たまねぎ、セロリ、じゃがいも、ズッキーニ、ベーコンのショパンポトフぐらいでしょうか。材料自体手に入れるのが難しいというのも理由のひとつでしょう。美食家ロッシーニのトリュフのはいったレシピ（トーネードロッシーニ風）なんて、とてもでないですがお財布がおいつきませんしね。

でも、気楽に楽しめる本です。それぞれの作曲家の曲をかけながら、ぼ～っと読むにはぴったりかも。