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Google-Phone Android (HTC T-Mobile G1)

2008-09-25 04:24:38 | Weblog
Google-Phone Android (HTC T-Mobile G1)


昨日のニュースの注目株はやはりこれ。Googleが欧州と全米で活動する通信事業大手T-Mobileとくんで発表したAndroid携帯。なにせ、携帯電話ビジネスの末端にいるものですから、ふだんから、携帯業界のニュースは追っています。先日から、チラチラと記事はでていました。昨日、正式発表となり、実物が一部マスコミに提供されたようです。

2006年から2007年はじめにかけて、Googleが携帯電話を出す、といううわさが飛び交って以来、Googleの携帯電話への動きを追ってきました。それから今までの間に、Googleは全米の携帯電話の大きな話題の一つであったといえましょう。今、ぱっと浮かぶだけでも、

・2007年11月  携帯電話そのものを出すのではなく、Googleは携帯電話用ソフトウェア・プラットフォームAndroidを無償提供すると発表
・2007年末~2008年2月 業績不振にあえぐ全米第3位の携帯事業者Sprint NextelをGoogleが買収する、といううわさが飛び交う
・2008年2月~3月 全米の情報通信の規制、許認可を担当する政府組織の連邦通信委員会(FCC)が700MHzの帯域オークションを主催。一番の注目を集めたのが、全米をまたがる広帯域をGoogleが狙っているとされていた。結局、その帯域を獲得したのは現在全米2位、年内に合併により全米1位になる見込みのVerizon(ベライゾン)。この件については、「名を捨て実取った」グーグルの携帯キャリア撤退 http://it.nikkei.co.jp/internet/column/koike.aspx?n=MMITbo000024032008がうまくとりあげていました。
・2008年5月ごろ 地上アナログテレビ放送終了後に空く帯域(ホワイトスペース)を開放し、自由に活用できるように主張
・2008年5月 Sprint NextelとClearwireのWiMAXベンチャーへ資金援助を発表

このどれもが、今から思えば、無線によるインターネットへのオープンアクセスを狙っての動きでした。

中でもAndroidは決め手となるべき存在といえましょう。なかなか開発が進まなかったようで、いろいろ不評は買っていましたので、できはいかに、という野次馬精神も手伝って朝から、インターネットやテレビで流れていたニュースにかじりついたものでした。

はや、You Tubeにはたくさんのレビュー画像がでてますねえ。うち、一つにリンクをはってみました。音声はやや小さめであまりよろしくないのですが、画像もよく、よくまとまったいいレビューです。言葉はわからなくても画像で見当がつくと思います。

ぱっとみた限り、W-ZERO3の初代機に似てませんか(笑)とはいえ、iPhoneを意識したか、はやりのタッチスクリーンとなっています。デモを見た限り、たいへん軽快に動いているように見えます。ズームインやズームアウトもスムーズ、Googleマップがあっさりと表示されて実写があざやかにうつるだけでなく、指で自由自在に映像の角度が変えられるようです。レビューを見る限り、タッチスクリーン携帯にしたのもたいへん納得です。メニューの切り替えもなかなかあざやか。タッチスクリーンの操作性は悪くなさげです。 

それにQWERTYキーがついているので、テキスト入力としてはたいへんやりやすいのではないでしょうか。

テキスト入力を意識したおかげで、Gmail、Calendar、インスタント・メッセージングなどが使いやすいにちがいありません。Word、ExcelあたりのOffice文書も読め、チャット、You TubeもOKと、ようで、PCでGoogleが提供しているサービスは一通り使えるようです。もちろん、Cromeのモバイル版のブラウザも搭載してます。

オープン・アクセス思想は徹底しているようで、音楽サービスについては、DRMフリー(普通、デジタルコンテンツについている暗号化といったデジタル著作権保護技術がついていないこと。暗号により、コピーが不可能になったり、コピー回数の制限ができます)のAmazon.comの音楽サービスをわざわざ選びました。Amazonがgoogleとくんで、音楽ビジネスでAppleを追撃する体制を整えようとしている、ととればいいのでしょうか。600万曲というのはiTunesの曲数5億曲にはるかにおよびませんが。


SKDの正式版も発表されましたね。いずれ、いろいろなソフトが無料/安価で手に入るようになるでしょう。iPhoneと同じ理屈です。iPhoneを意識しているのがとてもよくわかります。そういや、AppleのMobileMeみたいなプッシュ・サービスも提供するみたいです。

価格も179.99ドルと、タッチスクリーン+QWERTYキー携帯としては、なかなかお買い得です。iPhoneより安いです。T-Mobileがどっさり奨励金をだしたのか、それともOSが無料のおかげで大幅にコストがさがるのか...どっちでしょう。両方かな。

日本でもDoCoMo、auから来年あたりにAndroid携帯がでるんでないですかね。

台湾HTCは日本でも発売されていますけど、スマートフォン・メーカーとして名前をあげてきました。売り上げを今後伸ばしていきそう。

米T-Mobile、最初のGoogle Android携帯「G1」を発表

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