この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる!クラシックBOOK

この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる!クラシックBOOK―「世界の名曲&作曲家」の知識が深まる最強版! 三笠書房 このアイテムの詳細を見る

クラシック音楽ファンのためのwebマガジンclassicaを運営している音楽評論家の飯尾洋一さんの本。妹に借りました。

バロックから現在にいたるまでの作曲家の人柄やエピソード、名曲紹介というよくありそうな本なのですが、面白かったです作曲家ごとに代表曲とともについてくる副題がなかなかうまくて、ゴールデンウィーク中の体調不良中も、読書意欲をそそってくれました

たとえばベートーヴェン。「ご飯のような存在だれもが認める名曲の創造者」なんてうまいじゃないですか。一方、ベルリオーズ「オレのあふれる愛を受け止めてくれ」なんじゃこりゃ、とばかりに読んでしまうやつもあります。

登場する作曲家はリュリ、ヴィヴァルディ、J.S.バッハ、ヘンデル、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、ロッシーニ、シューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、ショパン、シューマン、リスト、ワーグナー、ヴェルディ、ブルックナー、ヨハン・シュトラウス二世、ブラームス、サン＝サーンス、ビゼー、チャイコフスキー、ドヴォルザーク、リムスキー＝コルサコフ、エルガー、プッチーニ、マーラー、ドビュッシー、リヒャルト・シュトラウス、シベリウス、サティ、ラフマニノフ、ホルスト、ラヴェル、バルトーク、ストラヴィンスキー、ガーシュウィン、ショスタコーヴィチ、ケージ、リゲティ（映画音楽で有名な人。2001年宇宙の旅、シャイニング、チャーリーとチョコレート工場のどれかはご存知のはず）と有名どころをきっちりおさえてあります。

「レコード店で「名曲」「名盤」を探すときの一番いい方法」などの雑学、作曲家占といったお遊びも入ってまして、気楽に楽しめる本です。

巻末にミニCDがついてました。エルガー、バッハ、ベルリオーズ、シューマン、モーツァルト、ワグナー、ショパン、ヨハン・シュトラウス2世のさわりがおさめられてます。