小さなお店でいいから、自分の好きなものを表現できるお店が持ちたいと思っていました。
パート勤めの日々は気楽でいいけど、毎日が楽しいとは正直言えなかったので・・。
4,5年前に大阪市内に住んでいた時に、路地の隠れ家的な小さなお店を1年半やったことがあり、しんどかったけど楽しかったのです。
引越ししてからもまたお店をしたい気持ちはあったけど、住んでる周辺は大阪市内とは当然違って、店屋の数が少ないので私の少ない予算に合う貸店舗は全然見つかりませんでした。
ところが8月末頃、自宅から自転車で10分とかからない場所で手頃な物件を紹介してもらい、外観の可愛さと店内のこぢんまり感が気に入って、契約をしました。
気になる点はあったけど、毎日通うことを考えると家から近いのがベストだし、私の予算から手が届く範囲でした。大通り沿いから1本入った道に店があるのですが、その間に流れている川沿いに車が止められるのも魅力なのです。
元はカラオケ喫茶をされてて現状のまま出られた様で、長く放置されていたせいか、とにかく独特の染み付いた匂いがありました。
まずは残していった物を片付けることから始まりです。
普通店を返す時は元の状態に戻すのが一般的だと思うのですが、夜逃げ?と詮索したくなる位、そのままでした。
グラスや皿の食器が沢山あって、これは全て洗って後にフリマでただ同然に処分しました。
とにかく厨房は埃やらで汚くて、棚や引き出しなどを開ける度に、何が出てくるか嫌なドキドキ感が常にありました。
物が無くなったら、棚や壁のタイルとか拭き掃除をして、少しずつキレイになる過程で私の気分も軽くなっていきました。
店内は入口で靴を脱いで入り、カウンター席のみの堀ごたつ風の造りになっています。なので、床面がかなり高くなっています。
昔流行ったらしいこの特異な造りに、レイアウトを考える上で私は長い間悩まされました。
靴を脱いで入るのは個人的に好きでないのと、テーブル席を設けるには、この高床土間を壊すしか方法は無いのですが、お店を全て自分で手作りしたいのが希望なので、私にそんな大工事が出来るはずも無く、(もちろん予算も・・)現状をどう使うかを考えることに改めました。
お店はカフェと雑貨販売をしたいので、狭いながらに雑貨を飾るスペースを確保しつつ、全て私一人でするので、カフェの席数は少なくして、隠れ家的に利用してもらえればいいかな・・って今のところ考えています。
お店のオープン予定日は確実に遅れつつ、でも今月下旬には絶対オープンできるように頑張ります!
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