1985年まで南海のなんば駅から当時国鉄の紀勢線白浜・新宮まで直通する列車が走っていました。
デビュー当時電化していなかった国鉄に合わせたディーゼルカーで、高架線ターミナルのなんば駅にたった2両で排気ガスを上げる列車が場違いでした。
クーラーも付いてなくシートも向かい合わせの狭いものでしたが南海線内での料金は特急扱いで高く、そのためか乗客はほとんど無くて貸切り状態。普段乗りなれた路線も窓を開けエンジン音を聞きながら乗車するのは妙な気分です。
この奇妙な列車も連結相手の国鉄急行が電車特急に格上げされてあえなく廃止となりました。