箱根・明神ヶ岳

　勤労感謝の日の天気予報は、曇りで午後は崩れるとのことでしたが、朝見ると晴れになっていました。それで、急きょ「明神ヶ岳」に行くことにしました。中高年者、若い女性パーティー等に交じって登りました。
　中腹は紅葉がススキの穂と共に一服の絵画を成していました。「まぁ綺麗！」感嘆の声が聞こえます。今年の紅葉はくすんでいるとは言え、平地を比べると彩度は高い。頂上は思いのほか風が強く、小竹を風防にして食事を取りました。
　ここからは富士山、箱根内輪山（神山、駒ケ岳）、相模灘等をはっきり見渡せます。先日部屋を整理していた時、「駒ケ岳ハイキング」（当時・中学1年生）と題した作文が出て来ました。一部披露しますと、

　駒ケ岳につくとやれうれしやと思いました。草原はものすごいぜっぺきになっています。生まれて初めて駒ケ岳に来たのでそのうれしさ楽しさはかくべつでした。ぼくの足はもうこちこちでした。ますいをかけられたようにだるくただ足が岩へとひっぱって行きました。

　帰路「金次郎の見晴台」の所で、二組の高齢者夫婦に出会いました。地元の方で、日頃身近な自然を楽しまれていらっしゃるようです。一組のご夫妻の奥さんは、スイス生まれの美人。私と共通の知人を持たれていました。　小田原梅干