健康食品№1 「小田原名産 精選白梅干」

「医者を殺すにゃ刃物は要らぬ。一日一粒の梅干があればいい」との諺があります。梅干で健康を得たい方の為のページ。

北方領土問題

2013-02-26 16:56:31 | Weblog
 安部首相がモスクワを訪問する時には、北方領土問題が議題
に上る事と推察されます。これに関連して、グレゴリー・クラ
ーク氏(元上智大教授)が1992年11月2日号日経ビジネスで言及
した記事が出てきた。披露してみたい。


 北方領土問題解決は国際会議で

① 択捉・国後を含む返還主張は不適切

 ・西欧の地図、特にサンフランシスコ条約締結当時に「千島
列島」に触れた資料では、択捉と国後ははっきりと千島列島に
含まれている。(高校時代使用した地図もそうなっている。)

 ・1945年2月のヤルタ会談で、ソ連が日本へ宣戦布告するのと
引き換えに、千島列島を保有することに米国は同意した。もし
モスクワが、「伝統的な領土」という主張を、領土の一部返還
の理由として受け入れるならば、ほかの一切の戦後の領土取り
決めが脅かされる。例えば、中央ヨーロッパの「伝統的ドイツ
領土」が、ドイツの領土主張の対象となるであろう。

② 1954年(モスクワとの国交回復)の立場に戻れば見込みは
ある

 ・色丹と歯舞は千島列島の一部では決してない、という論拠
のもとに、「伝統的」な領土として両島(択捉・国後)の返還
を求める。同時に日本はサンフランシスコ条約で放棄すること
を強制されたすべての領土、すなわち樺太と千島の最終的解決
を目指した国際会議の開催を求めるべきだ。
 
 その際には、日本は択捉と国後に対する権利を保持するため
に、吉田元首相が多大な努力を払った事実を根拠に、この2島
領有を主張できる。

 日本はいったん領有権を放棄する形になるのだが、こうした
手順を踏めば、モスクワのメンツをつぶすことなく、中央ヨー
ロッパの領土問題についての危険な先例になることもない。

 相手のリスクやメンツも充分に考慮しないと、交渉の進展は
難しいようです。 小田原梅干
コメント
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