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APSサイズ

2012年06月13日 02時22分01秒 | 写真カメラ

 APSと聞いて聞き慣れない人も多いと思う。
しかし、最近デジタル一眼などで良く聞く言葉でもある。
これはアドバンスド・フォト・システムの略で
フィルムカメラの時代に、先日、倒産したコダックが
提唱した当時の新規格の事です。


フィルムカメラは裏ぶたを開け、左側に35mmフィルムの入った
パトローネを入れフィルムを引き出し右側に巻き取るのだが、
これは慣れないと難しいので、フィルムをカートリッジに入れて
ポンと入れるだけで良いというのがコダックが提唱したAPSだ。
しかし、このAPSカメラはほとんど売れなかった。
それは技術が進みパトローネでも簡単に操作できるように
なったからだ。


これは35mmフィルムカメラなので中のミラーが大きい。
しかし、APSに使われるカートリッジは少し小さいのでミラーも小さくなる。


上はキャノンのEOS5Dでデジタルカメラだが35mmサイズと
同じでフルサイズになる。ミラーの大きさもフィルムカメラと
同じだ。画素数も多くでき画質が鮮明になる。
 それに対して下のペンタックスのK7のミラーは小さい。
これが昔コダックが提唱したAPSとサイズが同じで
APSサイズという。サイズが小さい分小型軽量になる。
コダックが提唱した規格は消滅したが、サイズだけが
現在のデジタル一眼レフで使用されている。
 現在、フルサイズはキャノンとニコンのごく一部の機種で
使われているだけで、それ以外のデジタル一眼レフは
全てAPSサイズになる。


しかし、ここで問題がある。
上の2つのレンズはフィルムカメラで使われていた、
28-105mmの標準ズームレンズだが、EOS5Dでは
標準ズームレンズとして使えるが。


APSサイズのK7で使うと標準ではなく、望遠ズームと
なってしまう。つまりAPSサイズは小さいのでそれだけ
映る範囲も狭くなる。ズームを広角側にしても広い範囲を
写せないのだ。しかし、屋外で使う分には丁度いい。


しかし、室内ではどうしても広角が必要になるので
こうやってワイドコンバージョンレンズを付けていた。
しかし、このレンズが大きいため、やたら重くなる。


と言うわけで、最近やっと広角レンズを購入した。
ワイドコンバージョンレンズよりはるかに軽いので
バッグに入れて交換レンズとして持ち歩ける。
最初からこうするべきだった。

以上、APSサイズでした。



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