日本観光から帰ってきた中国人ネットユーザーは
不満に思った部分を文章に書いたその内容は以下のとおり。
美しいと思える景色はあまりなかった。富士山も普通だった。
日本には美しい風景がないから、
彼らにとっては富士山が神の山になるのだろう。
日本の多くの場所は賑わっていないように見える。
東京から大阪までの道中はおおむね山と樹木で、
山のあいだに村が見える程度だ。
清潔だという点を除いて、東京は上海と大差ない。
上海の方が建物は高そうだ。
食べ物も中国のレストランみたいにたくさんあるわけではない。
日本料理はカレーや天ぷら、刺身、ラーメン、鍋ぐらいなものだ。
美観も美食もなかった。
しかし、こんな部分もあった。
――日本人は愛国的だ。多くのものに国産、と書いてある。
――日本人は素養が高く、同胞を尊重する。
エレベーターでは見知らぬ人とも挨拶を交わす。
――ゴミ箱がない。通りはきれいで、ポイ捨てで環境を破壊する人はいない。
すべては小さい頃からの国民教育と、自覚的な行動によるものだ。
――空気がきれいで、空が青い。
上海に帰ったとたんにどんよりとした灰色の空になった。
それに、日本で働く中国人や、中国人が経営するレストランや商店が
多いことを意外に思ったようだ。
日本で働く中国人の目的は、自らの生活のため、
そして子どもの代に日本の福利を受けられるようにするためということで、
「日本教育で育った中国人の子どもは、中国を愛さないのではないか」
という心配を抱いたという。
以上、新華経済より。
この記事を読んで、この中国人旅行者が日本に対し
羨望を感じていると思ったのは私だけだろうか。