これはボスの【醤油差し】です。
常にリビングのテーブルの上に置きっぱなし!!
こ~ゆ~の、私は嫌いなんですけどねぃ。
邪魔だし、可愛くないし(ってか、不細工だ)。
でも「置かんといて!」とも言えず、辛抱です。
んで、料理を全くしないボスがこの卓上醤油を、
いったい何に使っているのかと言いますとーー、
昼食の会社弁当に入っているコロッケ用が主で、
その他は、夕飯時に買うてくる18円コロッケ用。
はい、つまり【コロッケ用】。
コロッケには、醤油派の模様。
そして、コロッケ大好き人間らすぃ~~。
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ボスの事、私も鉄砲玉もウザウザで仕方がない。
こうやって岐阜で暮らすようになるまで、
今みたいな、こんな風になるとは思いもよらず。
01.家事を一切、まったく何もしない。
02.仕事もぜ~~んぶ人任せ。
03.岐阜に来る前に言うていた事と、来てからと大違い。
04.そんなこんなで騙された気分!
05.ひとりで高給とって、偉そうにしている!!
06.自分ひとりでは何も出来ないクセに!!!!!
07.そこを突っ込むと、すぐにキレよる。
08.も、も、いい加減にしてくれっ!
09.これ以上、もう誰もアンタに付いて行かぬわっ。
10.でもせいぜい長生きしてね?
というのが、今の時点での私たちの結論です。
鉄砲玉ってば今では、毎日楽しみに観ていた、
【ゲゲゲ】でさえも、「もうエエわ」と言い、
自分が食べ終わり次第、リビングから立ち去り、
庭で昼休憩を過す始末です。
ボスと一緒の空間に居るのが苦痛なんですって。
そんなボスの留守のある日。
いつものことですが、ボスの愚痴でヒートアップ。
鉄:ホンマ!ムッカつくわーーー!!
私:わかる、わかる、私もたいがい我慢しているし。
鉄:ワシ、もう耐えられへんっ!!!!!
私:うん、わかる。何かギャフンと言わせてやろか。
鉄:えっ?たとえば?
私:そやな~~、、、そや!この醤油差しやっっ!!
鉄:え?え?え?
「フフフ、、、これにコーラを入れたるねん!」と私。
一瞬ビックリした顔をしてから、
急に明るい表情になった鉄砲玉が、「ほな、これも!」と、
砂糖を持ってきました。(私ら、ただのいたずらっ子か?)
で、醤油差しにコーラと砂糖を加えたはいいが、
いつまで経っても泡が消えず、「ヤバイな・・・」と我々。
私:ところでどんな味がするか。、ちょっと舐めてみてよ!
鉄:うん、、、そやな、、、、、、ウゲーーーーーッ。。。
私:ギャハハ、そんなに不味いんか?それはヤバイな~~。
鉄:アンタもちょっと、舐めてみ?
私:いや、私は遠慮しとく。
鉄:ズルイわ!
私:エエねん。
それからスプーンを使って、消えぬ泡を取り去りまして、
「これでバッチリやなっ!」と、悪党顔の私たちふたり。
ま、そんな事をしたって、何の解決にはならんのですが。
鉄:次に、あのオッサンがいつコロッケを食べるかやな?
私:案外、明日の弁当の中に入っていたら、どうしよう?
鉄:ま、それは、それや!
私:けど、すぐにバレるで?
鉄:いや、あのオッサン、味オンチやからバレへん!!
私:そうかな?でもバレたら大変やで?
鉄:そん時は、そん時や!なんとでもなる!!
私:そ、そや、暑さで発酵したとか言おうか?
いや~~悪いことってのは楽しいんですけど、ヤバくて。
案の定その翌日の弁当にコロッケが入っておりまして?!
笑ける&ビクビクの昼休み。
鉄砲玉はとっとと食べ終え、リビングから姿を消し、
私ひとりでドキドキでした・・・
会社弁当は、安さの割におかずの種類が豊富で、
コロッケ大好きなボスは、その日、
【コロッケ・フィニッシュ】。激ヤバ~~~。(汗っ)
もしもボスが「ん?何これ???」という顔をしても、
私は微動だにせず、知らん顔をする!!と心に決めて、
真横でコロッケを食べているボスを無視したフリだぃ。
え?
え?
え?
ええええええ?しかし、いつものようにボスってば、
コーラ&砂糖入り醤油をコロッケに掛け、無言です。
・・・だ、大丈夫なのか?!
(ま、死にはしないでしょうけれど、変でしょう?)
ボスは何も言いません。
何かを我慢している感じでもありません。
私:絶対におかしいで、あの人?(と、鉄砲玉に報告)
鉄:これであのオッサンの味オンチが証明出来たッ!!
私:でも・・・不味くなかったのかなぁ?
鉄:何も感じてへんって。
見た目がいつものコロッケなので、
いつものように卓上醤油を掛けて食べ、それだけの人。
会社というところは不思議なもので 必ず誰か一人は 嫌われる人がいるものです。
みんなに鬱陶しがられたり 同じ空間にいるだけでムカツク!!
所が その人がいなくなると(私が勤めていたところは 地元採用の女子社員以外 転勤族でした)一緒に嫌がってもりあがっていた仲間の中の一人の
何かしらが気になりだし そうするとその人と同じ空間にいるのさえいやになる。。。
この前まで目につかなかった嫌な部分が見えてくるんです。
なんかそうして やっとバランスをとりながら(笑)自分を維持していたような気がします。
30年勤めて みんないいチームワークで 気持よく仕事ができたのは 通算3年くらいのものでしょう。
カッPさんのところは入れ替わることのない3人ですから 大変ですね。
長い付き合いですから、ある程度はわかっていました。
がーーー、ここまで酷い人だとは思わず、
逆に私には鉄砲玉との関係が不安だったのです。
・・・読みが浅かった!うぅぅぅぅぅ。
ようちゃんばあばさんの仰る通り、
会社には必ずひとり、嫌われ役が存在するんですよね。
蟻社会も一緒なんですって。。。
何匹かに一匹は必ず働き者でない蟻が存在して、
その集団の中から怠け者の蟻を取り除いてみたところで、
また絶対に一匹、働かぬ蟻が発生すると聞きました。
それにしても勤続30年中、
気持ち良く仕事の出来た期間が通算3年くらいとはっ!!
そんなもんなんですかねぃ、、、悲しいけれど~~。
でもま、ボスは営業に出たり、出張も多いので、
その点ではとても助かっています(?)。
週末には自宅へ帰りますから、それも救い。
そしてまた時々、鉄砲玉と組んで無意味なイタズラをして、
ココロの中でゲラゲラとバカ笑いしてストレス発散!