2011年6月にオープンしたフレンチ『Le Berkeley (ル・ベルクレイ)』。
名店が続々とオープンしている白金高輪にあります。
この辺りは、白金だけど、とても庶民的なエリア。
商店街があって、その周辺には工場も意外とある。
散歩がちょっと楽しい。
こちらの渡邊洋司シェフは、25 歳まで独学でフレンチを勉強したあと、
平井「レストランコバヤシ」でスーシェフを務めた後、アメリカ西海岸で3年過ごし、
帰国後に独立したという異色の経歴。
興味があったのです。
商店街の地下にあるお店。
決して広くはないけど、席数が少なめなので、狭さはない。
シンプルなインテリアながら、落ち着く雰囲気で、
ダークブラウンの調度品とブルーのクロスもいい。
ランチコースは
・アミューズ+前菜+メイン+デザート+コーヒー 2500円
・アミューズ+前菜+スープ+メイン+デザート+コーヒー 2800円
・前菜+スープ+魚料理+肉料理+デザート+コーヒー 4200円
とても寒い日だったので、スープは欠かせないと。
だって、プラス300円
★ ランチコース 2800円 (チャージがプラス200円)
■ アミューズ 「鹿肉のカルパッチョ」
まずは、鹿肉のカルパッチョ。
『コバヤシ』といえば、ジビエなので、このアミューズはうれしい。
とてもシンプルにオリーブオイルだけなんだけど、おいしかった。
■ 前菜 「しめ鯖の燻製 ラタトゥイユ添え」
フレンチに、しめ鯖って珍しいかも。
しかも、私が気になる「燻製」。
えーっと、燻製らしい香り高さが足りないかな。
しめ鯖の下にあるのがラタトゥイユ。
これは濃くておいしい。
右サイドのお野菜が、ちょっと物足りない。
■ パン
あたためてくれたバゲットにバター。
別テーブルのお客さんの会話によると、「メゾンカイザー」のものらしい。
バゲットはおいしいのだが、バターがいまいち。
■ スープ 「ガンボスープ」
フレンチなのにガンボスープ?
発想が面白いですね。
エキゾチックなスパイスは控えめに。
寒い日だったので、温まりました。
■ メイン 「本日のメインディッシュ ~仔牛のロニヨンのグリル~」
“ロニヨン”って何だったっけ?と思いながらオーダー。
そうそう、腎臓でした。
独特の食感。
臭みは全然ないし、甘さがあっておいしいのですが、
ボリューミーなので、ちょっと飽きてくる。
■ デザート 「チョコレートのタルトサブレ」
味も見た目もシンプル。
添えられたキャラメルのアイスがおいしかった。
全体的に、いわゆる“フレンチ”ではない。
カリフォルニア・キュイゾーヌの要素みたないものがプラスされているのは当たり前。
発想は柔らかいし、面白いのですが、
もう少しプラスがあるといいなぁという印象でした。
コストパフォーマンスはいいのですが。
『Le Berkeley (ル・ベルクレイ)』
港区白金3-9-8 スカーラ白金シティプラザB1
03-6310-2378
http://ameblo.jp/leberkeley-restaurant/